数年前、ロングライドでよくご一緒するWさんが「淡路島ロングライドに参加したいんだ。」ってお話しから始まった当イベントへの参加。今回は、いよいよゴールです。規定時間内にゴールできたのでしょうか?
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多賀の浜エイドステーションには、審判とかサポートライダーも多数休憩中。最後のエイドということで丹念に補給をしたり休憩をしていました。気温もうなぎ登りでしたし、私も含めて少し長めの休憩を取っている人多かったのではないでしょうか。Wさんも水浴びをして生き返ったみたいでした。ただ、はなさん、Wさんも含めて全員が揃ったのは(いつの間にか全員という表現、はなさんも勝手に巻き込みました(笑))14時30分でしたので、ここのタイムオーバーは14時50分ということであまり時間的余裕はありません。ですが、エイドでは色々味わいたいわけでパンはもちろん、名産のちくわ、そしてアイスキャンデーも味わいました。特にちくわ、コクがあっておいしかったですね。アイスキャンデーはこの暑さではこれしか勝たん! そして、タマネギも外せませんね。タマネギスープでしたが、レシピ教えてほしいぐらいでした。
この淡路島ですが、平安時代の頃は御食国として成り立っていました。この御食国というのは、皇室・朝廷に海水産物を中心とした御食料(穀類以外の副食物)を貢いだと推定される国のことを指しますが、これに該当する国は意外と少なく、若狭国(福井県南部)・志摩国(三重県鳥羽市、志摩市)・淡路国(淡路島)の三カ国でした。今までのエイドも含めて食事が美味しいには理由があったわけです。時間を見つけて、ロードバイク抜きで観光でも訪れたいですね。のんびりそんなことを考えつつ、タイムオーバーを回避するため今後の行程を確認します。次は、最終関門地点「江崎灯台」ですがここには16時10分までに到達する必要があります。距離は22km、制限時間は1時間20分。脚が品切れの状態なのであまり余裕はありません。ここから最後のアタックみたいな感じです。
さぁ、あと一踏ん張りで再度走り出します。ここからはしばらくは平坦です。北部に戻ってきているので周りも賑やかになりリゾート施設なども見受けられます。交通量も増大する区間も一部にありました。ペース的に制限時間が心配なので、そこは平坦区間であることとプロペルがエアロロードであることを行かしてガンガン踏んでペースを上げていきました。途中、お買い物自転車=ママチャリで走っている人もいてビックリですが、はなさんは、しっかり動画作りのためにインタビューしてました。そういえば、今回のライドイベントはシャア大佐も走ってましたねw ただ、タイヤ=足は付いていたのでジオングではなかったようです。そして、しばらく走るとなにやらチープな灯台が見えてきました。これが江崎灯台? って思ったらこれは灯台をもじった公園のモニュメントみたいで灯台本体はそこから山の方にあるようでした。この時点でここが最終の関門でしたが無事通過。そして、目の前に明石海峡大橋が見えてきました。本来なら写真撮るところでしょうが、適当な停車場所がなくて断念。明石海峡大橋から続く道路の高架橋をくぐり北上から東進、南進にルートを変更します。いよいよ、ゴール間近です。
もうすぐ終わりだね。って思いながら、進むとここで最後の登り坂区間が出現。実は最後のエイドを抜けてから、何度か足が攣りそうになっているんです。ペダリングを緩めるなどして騙し騙し走ってきましたが、まさか登りが残っていたとは。ペダルを自重で踏むような走法で最後の坂をこなしつつ、時計をみます。時間的には問題はなさそうです。登り坂を終えたあたりから今度は、信号渋滞が始まります。スタート、フィニッシュ地点の国営明石海峡公園は、交通量の多い区間なので当然なんですが、ストップアンドゴーは体力を減らします。そして、国営明石海峡公園に到着。いよいよゴール。と思ったらゴールはそこを通り過ぎてから、ぐるりと回り込むように設定されていて、「え?まだなの?」って展開。こういうトラップ、好きです。
疲労困憊になりながら、最後は警備員の誘導で国営明石海峡公園に侵入しゴールゲートをくぐります。その手前にトランスポンダでのゴールの管理がされているので、ゴールすると同時に場内アナウンスが名前を読み上げてくれます。こういう運営は上手ですね。なにはともあれ、大変疲れましたが淡路島一周は完了。ハッキリ言って、淡路島一周を舐めてました。獲得標高はさほどでもないのですが勾配がキツいので足を見かけ以上に削られますし、下り坂区間も速度が出来るのでそれを管理するのに神経を使いました。今まで走ったロングライドでは一番疲れたかもしれません。ゴール後はしばらく座り込みました。
しばらくしてから、Wさんから無線が入りました。Wさんは16時20分に無事ゴール。声も元気でしたので水浴びが効いたのかもしれない。せっかくなので、ステージで記念撮影をする列に並んで今までのことを話をします。口をそろえて「こんなにキツかったとは・・・」、「来年はちょっと考えさせて。」でした。でも、来年も参加しているような気がする。
(おしまい)