公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

淡路島ロングライド、完走しました(その6)

 数年前、ロングライドでよくご一緒するWさんが「淡路島ロングライドに参加したいんだ。」ってお話しから始まった当イベントへの参加。今回は、次第に襲ってくる疲労感との戦い、余裕がなくなる体力と脚。そんなお話しです。

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魚屋さんの熱い声援に背中を押され残るは、70km程度になりました。そして、おそらく最後の激坂となる大鳴門橋記念館付近。ほぼ1年前、四国一周をしたとき鳴門海峡付近で地獄を見た記憶が蘇ります。登っても登っても坂が終わらなかったんだっけ? あの時は。もう、悪夢しか思い浮かびませんが淡路島側もなかなかの激坂。息を吐いて、リズム良く淡々と坂を登ってきます。こうなるとサイクリングと言うよりも修行みたいなものです。心を無心にして登り続けます。しばらく登ると、大きく右折をします。これをまっすぐ行くと南下してしまいゴールは遠のきます。大抵、こういう大きく右折とかトンネルの坑口の場合は、登りから下りに転換することが多いのですが、期待を裏切ってまだ登り坂が続きます。勘弁してぇ。

登り坂は続くよ どこまでも♪


その登り坂区間も無事終えて、平坦区間。少し幅員の狭い道路を走り、何箇所かで右折などを経て走り続けます。この右折などの箇所ですが他のライドの場合は、右折、左折などの看板で示すことが多いのですが淡路島ロングライドの場合は、ほぼスタッフが立っていて誘導してくれています。コースをミスる事態は、ほぼ無いと思います。エントリー料は他のライドイベントより割高なんですが、兵庫県警の動員やメカニカルサポートも含めて本当に行き届いたライドだと思います。このあたりから自動販売機がある場所では、ローディがたむろする光景を目にするようになります。私も含めて淡路島南部で補給問題に遭遇したローディが自動販売機で補給をしているのです。私も先ほど、補給したばかりですがボトルの水は尽きておりさらに自動販売機での補給を行うために、停車して自動販売機をみたら売り切れ表示の嵐。おまけにゴミ箱はあふれかえっている状態でした。自動販売機の設置業者さんのビックリする光景が目に浮かぶようでした。さらに飲み物の補給と冷却が追いつかないのか、微妙に飲み物が温かったです。はなさんとWさんもこのあたりで合流ですが、まさかの自動販売機の釣り銭切れで、はなさんが補給できずと言う悪夢。Wさんが慌ててCoke ON Payで補給して事なきを得ました。こういうライドの場合、小銭を多めにと言う教訓が残りました。ちなみにこの自動販売機でもコーラーは売り切れ。


この辺りまで来ると、完全に北上ルート、平坦コースになるのでペースは上がり始めます。ただ、この頃になると私も疲労がピークに達しててソロでガツガツ走る気力もなく極力、だれかのトレインの後方につく走りをしていました。想像以上に登り坂が脚に来ていたようです。淡路島、想像以上に過酷な島です。そして、このあたりで時間は13時前になっていました。残り距離と制限時間を考えれば、日頃の練習であればなんてことない距離ですがこれだけ疲労していると少々、制限時間を意識し始めました。そして、たどり着いたのが慶野松原エイドステーション、走行距離は96.8km。ほどなくしてWさんからエイドステーションに到着したと無線も入ります。たくさんのローディがいても無線があれば、容易に合流できるのは本当に便利です。その慶野松原エイドステーションですが、疲労困憊のローディも多く私もそうですが、エイドと言うよりも野戦病院の様な様相になっていました。私も「ちょっと厳しいわ。」って弱音をここで少し吐きました。


少々カオスな駐輪状態が野戦病院的な様相を表している。

慶野松原エイドステーションでは熱中症を疑って、とにかく水を大量に飲み、松原の影に入り身体の冷却に努めてました。そのうち、はなさんとも合流。30分ほど休んでいたのですがはなさんから「足きり時間が迫ってますよ。」と教えてもらい確認すると、たしかにあと10分で足きり時間でした。これはヤバい。Wさんは、補給でテントに並んでいましたが無線でその旨を連絡。Wさんは、疲労熱中症の疑いがあり心配だったのですが私は先行して出発することにしました(鬼畜)。ここからは平坦区間が続き、風は追い風。プロペルで前半戦、苦しいライドを強いられていましたがここからは本領発揮です。ただ、自動車の交通量も増え始め、疲労したローディの隊列が長く続いたり場合によっては並進する輩まで現れて抜かしづらい状況も発生していました。気分が高揚するのは分かるんだけど、並進は止めて欲しい。その点、私達は無線でしゃべりながら走ることが出来たので、並進する必要がないのはよかった。ロードバイクと無線、親和性が高いです。


慶野松原エイドステーションでのそうめん、美味しかったぁ。

慶野松原エイドステーションから次のエイドステーション、多賀の浜エイドステーションまでは、18.8kmなのでそれほど時間はかからずに到着。Wさんは、その段階で後方3kmの遅れでしたが、その後到着。途中でOS-1かスポーツドリンクを調達したいとの意向でしたが、その間にはドラッグストアなどはなかったので調達できずに到着した模様。エイドを見渡すと暑さ対策で水を浴びることが出来る設備があったので思わず水浴びをオススメしました。ポリタンクの中の水なので温かったでしょうが、この暑さであればまさに天国だったと思います。

この水に助けられた人は多数いたはず。
いよいよ最後のエイドへ到着。




(その7へつづく)