数年前、ロングライドでよくご一緒するＷさんが「淡路島ロングライドに参加したいんだ。」ってお話しから始まった当イベントへの参加。今回は、灘エイドステーション後の激坂での苦戦、ローディーとコーラについての話題についてです。
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灘エイドステーションをあとにして、残り100kmをきりいつもの練習の感覚だったら100kmなんて楽なもんだと考えていたのですがWさんのおっしゃるとおりここからが山場でした。道幅はたっぷりあるのですが、道路勾配もたっぷり、そして長く続きます。このぐらいの坂って思うのですが、今までの区間で脚はけっこう削られていて思ったように登れない。ギアもインナーローにして、30Tまでいっぱいまで使う始末。プロペルじゃなくて、山岳仕様のTCRで来るべきだったと強く思いました。そういう坂が続く関係だと思うのですが、日頃あまりライドしてなくて本イベントに参加したと思われる層の方は下車して歩く方が続出でした。歩くこと自体は、問題はないのですが複数人で横に広がって止まって立ち話をする人もおりそれが結果的に走路を塞ぐ形になってました。その為、その後ろは大渋滞。とっさにビンディングを外せずに落車しそうになる人、隊列が長くなる原因にもなりその結果、自動車などが隊列を抜かすことが困難になったりもしていました。
走力に差があるのは仕方がありません。下車して歩くのも構いません。立ち止まるのも構いません。お互い様なので私もそれは尊重します。私だって激坂は歩きますから。ただ、
走路上で複数人で立ち話をするのは本当に止めてください。事故の原因になります。楽しいライドにするためにもこれだけは留意してほしいと思いました。
激坂区間をなんとかこなしつつ、途中ではなさんと激闘を行いつつ（笑）走り続けます。はなさん、撮影機器とかけっこう搭載して走っていたので重量とかが足腰に来ていたと思います。昨年、四国一周サイクリングをしたときも思いのほか荷物って足腰に来ました。私も動画撮影とか憧れますが、それが出来ないのは実はそれが原因だったりもします。ちょうど、淡路島の南端あたりに達したあたりで平坦区間に入りました。車の交通量も激減しリラックスして走ることが出来ますが。この時点で時間は11時頃。気温も上がってきました。ボトルに入れた水もお湯になってきています。体調も少しハンガーノック気味です。一気にエネルギーになるコーラなどの甘いドリンクを補給したくなりましたが、このあたり自動販売機が噂通り少ないです。ただ、この時点で私の後方には数人トレインを組んでいたので、自販機を見つけても急には止まれない事情もあり何台かの自販機をパスする事態になりました。うーん、辛い。
そのうち、またもや激坂がやってきます。無線でWさんの所在を確認しますが応答なし。後方に沈んじゃったみたいです。「この激坂でさらに離れるとちょっと、厳しいかな。」と思いつつも、私も補給の問題があるので待たずに走ることにしました。この時点で概ね走行距離は70kmに達しますがこの辺りの下り坂、見かけ以上に奥行きがないので気付いたらガードレール手前で激突という事態に陥りがちです。疲労も蓄積していますし、見誤る可能性もあるので要注意区間です。ちなみに公式のコースガイドでも要注意区間らしく、そこを詳しく解説してあり追い越し禁止区間となっていました。この辺りまで来ると、参加者の走力の差が顕著になり、当初は大きな集団が形成されていた本イベントも小集団が複数現れるという事態になっていました。
峠を終えて、平坦地に入ったあたりで急に人家や商業施設が見え始めました。南あわじ市の市街地のようです。海も左手に見え始めて、赤色の大型クレーンも視界に入ってきました。自然の景観も好きですが、こういう人工物の景観もけっこう好きだったりします。後日のブログでも書きますが、実は10月初旬に初めてしまなみ街道を走ってきました。その時も造船所とかをみるのがけっこう楽しかったですね。「男の子ってこういうの好きなんでしょ？」って女性陣からツッコミが来そうですが、「はい！ 普通に好きです。」 平坦区間に入ってしばらく走ったら、右手に淡路人形座*1が見えてきました。人形浄瑠璃ってTVでしか見たことがないんですが、なんとも言えない色気があるんですよね。一度、鑑賞に行きたいと思っていたのですがまず始めにロードバイクで通りがかるとも思いもよりませんでした。今度は、車で観賞に来たいと思います。
このあたりでようやく自販機休憩、甘い炭酸系のドリンクを２本飲んで回復を図ります。そのうち、はなさんも合流。無線で何度か呼びかけをしたらWさんからも応答あり。その際、Ｗさんから「自販機、コーラありますか？」（大爆笑）。ローディって本当にコーラが好きな人が多いです。このあと、自販機休憩をしたときもコーラーの売り切れが多数起きていました。ほどなくして、Ｗさんとも合流が図れました。３人でしばらく雑談です。それにしても、ロードバイクってソロで走るのも練習としては良いのですがこうやって複数人で走ると本当に楽しいですね。このライドで実感しました。そしてこの経験が数日後、地元のローディばかりで集まるＬＩＮＥグループが本格的に立ち上がることにつながります。雑談をして回復させて、再度ゴールに向かって走ります。ちょうど、魚屋さんの前でしょうか地元のおじさんが「がんばって がんばってペース上げて！」って声援を送ってくれていました。
その熱い声援。はなさんが動画で撮っておいてくれました。ＧＪ！
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（その６へつづく）
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