公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

鈴鹿8時間エンデューロ参戦記(その7)

役所を早期退職して、民間企業へ転職。しかし1年で離職。その後、副業でやっていた株式投資等を本業にしたところ、大当たり。念願のアーリリタイア生活に入ったが、目標を見失い。。。建てた目標がツール・ド・おきなわでの完走。今回はその一環として、鈴鹿8時間エンデューロに参加したお話です。前回は、レーススタートとコースの印象。今回も引き続き、コースの印象です。


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・スプーンカーブ終わり~ヘアピン終わり
スプーンカーブを終えた頃から、スピードが少しづつ乗り始めます。私のような平坦屋さんには、ここからが正念場のように感じます。なぜなら、ここから1コーナーまで緩い下りが続くのでディープリム勢には、有利な展開が予想されるからです。特にS字コーナーでは、ローリム勢に対して圧倒的な力の差を見せつけることが出来ます。ただね・・あくまでも自分と同等の人達に対してですよw 明らかに格上の人には通用しません。その正念場ともいえるS字コーナーですが、だれかとトレインを組んで向かうのか、それともソロで向かうか判断をする必要があります。あくまでも私の場合ですが、S字コーナーで他車をパスすることが多かったの勝負所まで余力を残しておく必要がありました。ただ、あまりに遅いトレインを組んでしまうと意味をなさないわけで・・。なので、一旦他車の後ろに入ったものの直ぐにソロで走るという状況も多々ありました。判断に悩むところでした。


この鈴鹿サーキットのレースは、本当にいかにトレインを形成するか?ラクをするかで成績が大幅に変わるように思います。出来れば、日頃一緒に練習している人と走れるのが一番の理想なんでしょうね。今回は、レース後4時間あたり経過したあたりで、ほぼ私と同一能力の人を見つけることが出来たのでそれ以降は本当にラクでした。もっと、早くに見つければ良かったのでしょうが今回は無理でした。


・ヘアピン終わり~S字コーナー
ここから平坦屋さんやディープリム勢がお待ちかねの区間に入ります。途中、デグナーコーナーもありますが、ブレーキはほぼ当てずに曲がることが出来ます。ただ、他車との速度調整など必要に応じてブレーキは使ってください。デグナーをこなした辺りで、速度差が出てくるので追突しないように注意です。さて、デグナーを抜けるとダンロップコーナーになるのですがここからは、急激に加速していきます。そして、不思議な体験が!

同じように下っているはずなのに今まで、同ペースで走っていた人をドンドン抜かすことが出来ます。その傾向は、S字コーナーの終わりまで続きます。これぞ、ディープリムホイールとエアロフレームがもたらす効果なのかも? ある程度の速度に達すると、ロードバイクが前に引っ張られるような感覚も体験出来ます。練習の際にもたまに経験しましたが、サーキットでは桁違いの体験です。

ロードバイクにも寄りますが、平坦屋さんやディープリム勢はここで一気に仕掛けるのが得策かと思います。逆に言うとここ以外では、なかなか有利な展開を仕掛けることが出来ません。ここで思いっきり仕掛けましょう。ただ、慣れていないうちは少々怖いかもしれません。そのあたり、レースは長丁場ですので適度に判断ですね。








・S字コーナー~2コーナー
高速でS字コーナーを抜けると、2コーナーの手前に工事用のコーンでコースが仕切られています。これは、コーンよりイン側は低速レーン、外側が高速レーンの仕切りです。はて? 自分は低速なのか? 高速なのか? 悩む人もいるかもしれません。私の個人的な対応方法としては、2コーナー手前で後方を確認し自分より早いとおぼしき人がたくさんいるときは、低速レーンに入りました。逆に後ろに見当たらないときは、高速レーンを走ります。これについては、低速レーンの幅員が狭いので、遅い人を抜かす場合の接触の可能性が高くなるのを避ける意味があります。

とにかく、このレースは色々な人が走っておられます。コスプレの人や、チェーン油がきれているようなロードバイクに乗っておられる方、親子ずれの方もお見かけしました。当然、ガチ勢も走っています。必然的に能力の幅も広いわけで、自分は遅いと思っていても抜かすタイミングはあるやもしれません。安全のためには、なるべく間隔を取りたいものです。


・2コーナー~1コーナー
2コーナーからの低速、高速レーンは1コーナーを経てメインストレートまで続いています。途中、1コーナーを抜けた辺りで落車を1名見つけました。けっこう、強い落車だったのか直ぐには起き上がるような様子ではなかったです。ただ、あそこでなぜ落車したのか? 少々不思議ではありました。推測ですが他車との接触か、サイコンなどの操作でハンドルを離したときにハンドルがジャックナイフみたいになって落車につながったのか、そのあたりと考えています。

私もMTBで町乗りをしていた頃、サイコンを触ろうとしてハンドルがジャックナイフみたいになって、落車をしたことがあります。今から思うと、楽しい街乗りライドの為にハンドル回りに色々なモノを取り付けていました、ハンドルに余計なモノを取り付けると、様々なリスクも高まります。私も車載カメラとか取り付けたい気持ちは、あるのですがグッと我慢しているのはそういう理由からです。あとは、落車したときに尖った部分が身体を傷つけたりもします。特に私がいつも気になるのは、ハンドルのエンドキャップが無い状態で走っておられる方です。直接、現場は見たことはないのですが、聞くところによると落車の時、ハンドルのエンドキャップが無い状態で、その部分が身体に当たると穴を開けることもあるようです。エンドキャップは、安くて地味な部品ですが重要です。


・1コーナー~メインストレート
メインストレートに入ると、左側の芝生スペースにもピットがあります。このレースではピットは、前述したシケインとこのメインストレートの芝生スペース、そして普通のピット(自動車レースで使うピットスペース)の3カ所があることになります。この芝生スペースのピットでもライダー交代が行われることがありますので、玉突き衝突、接触には要注意です。私は、今回のレースでは2回ピットに入りました。

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ピットから出る際に補給食を頬張っている図。


メインストレートですが、少しづつ登りになっています。ゴールラインの手前は、勾配もけっこうあることから、このあたりでの失速もあります。実はゴールの際、失速した方を一名抜いて順位を1つあげました。レースは最後まで何が起こるか分からない。


コースの印象は以上のような感じでした。モータースポーツで走っているときと逆回りであること、速度がモータースポーツに比べれば控えめと言うことで景色も楽しめます。オススメは、S字コーナーあたりから2コーナーを望む辺りです。スタンド越しに鈴鹿市内を見ることが出来ます。ただし、ここは速度が出ますので落車にはお気を付けください。さて、その8ではいよいよレースの中身について触れます。



(その8へ続く)↓
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