昨年、鈴鹿エンデューロで落車して以来、初めての鈴鹿でのレースになったシマノ鈴鹿ロード。今回は参戦記です。前回までは鈴鹿サーキットへ到着しレーススタート、そして1周目までのお話し。今回はゴール、そしてその後のお話しです。
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レースは2週目に入ります。今回は3周ですからここから本領発揮と行きたいですが、メイン集団からは千切れているわけですからあまり成績は望めません。落車と脚攣りに気をつけて、走り続けることになります。ただ、心拍計とパワー計を見ると練習での巡航を遙かに超えています。レースだとリミッター外れちゃうんですよね。おまけに少し風も吹いていてそれも事態に拍車をかけています。コース前半は、なるべく集団走行を心がけスプーンからメインスタンドまでは、単独で飛び出すいつもの走り方を続けます。エアロロードだとこういう戦い方になります。良い調子で何人かをパスしていきます。周回数が少ないのでトップ集団に周回遅れにされることもありませんでした。ただ、メイン集団から千切れたのは本当に痛いです。千切れない脚を作らない限り、後方に沈むというレース展開をこれからもずっと続けることになると思います。それに加えて年齢との戦いもあるわけで、今回格上と分かりながらサイクルマラソンではなく3周の部を選んだ自分に少し後悔しました。
ただ、昨年よりはパワー的にも内容的にも満足感はあったのも事実であと何年、レースが出来るか分かりませんが来年もエントリーしたいと思っていました。さて、そんなレースもファイナルラップに突入。周りのライダーも脚に力が入っているのが分かります。こちらも脚を使い切るイメージで踏み切ります。シケインを超えたあたりで、少年をパスし加速します。少年はそこから食い下がってきます。私を踏み台にするのでしょうか? 望むところです。そのまま、デグナーまで走り抜けそのあたりでさらに数人をパスしたあたりで救急車のサイレンが聞こえました。このタイミングで救急車? 先に行かせた方が良いのか? しかし、レースはあと2km弱で終わりです。一瞬、ペダルを緩めましたが救急車は遙か後方でしたし思い直してフル加速に入ります。先ほどパスした数人も後ろに迫っています。救急車はそのうち、後方に見えてきましたがこちらを抜かす風でもなくペースをこちらに合わせて付いてくるような雰囲気でした。だとしたら、こちらは一刻早くゴールしなければ。
そのうち、S字区間に入るのですがどうやら落車はそこで起きたようです。1人のライダーが芝生で座り込んでいるのを見つけました。ファイナルラップで落車なんて悲しすぎますが、そちらを見ているとこちらも落車しそうなので気持ちを切り替えて走ります。あとしばらくしたら、私の落車した場所ですからここは、しっかり走り過ぎたいものです。1コーナーあたりでさらに数人をパス。すると、少し先に2人のライダーが鍔迫り合いをしているのが見えました。距離はけっこう離れています。ここからフル加速して間に合うか? 微妙とも感じましたが脚は残っていますしがんばってみることにしました。途中、無理のようにも感じたのですが直線区間の中間地点あたりで彼らが加速を弱めていることが分かりました。双方、様子を見てのこり100mほどで加速する風なのかもしれません。どうやら、僕には気づいていないようです。「つかまえた!」って確信しさらに加速。彼らをパスした瞬間、内1名は追走してきましたがゴール直前で諦めたみたいでそのまま私はゴールしました。低レベルな争いでもこういう、ゴール前の争いはワクワクします。
ゴールしてそのまま、スタッフに誘導されてピットレーンへ。そして、ピットへ戻りましたがどっと疲れが襲ってきました。暑さと披露なんでしょうね。そのまま、座り込んでしまいヒューズバックから出した冷えたドリンクをがぶ飲みし、5分ほど動けませんでした。ちょっと落ち着いたあたりでスマホを取り出し、SNSなどをチェックしさらに数分休んだところでようやく立ち上がりました。順位をチェックに向かいます。ネットでも確認できますがそこはやっぱり、リアルな掲示板でチェックしたいのです。結果は、まぁいつの定位置って感じでした。順位は、組ごとにでるので自分的にはけっこう抜かしたように感じても他の組のライダーを抜かしているだけだったという(汗)、ただDNFもけっこうな人数が存在していました。幸い私は、順位認定されましたが足きりでDNFになるとちょっと泣くに泣けない事態でした。よって、まずは格上で走って完走できたことは評価したいなとも感じました。来年は、元のクラスで走りますけどね。
その順位をチェックしていると、なにやら見覚えのあるお名前がありました。記憶をたどると、美山ロードでも私の直ぐ後方でゴールした方でした。私の地元の有力クラブのジャージを着ていましたので、ひょっとするとご近所さん?とも思い帰宅後、AIで調べてみるとSNSのアカウントを見つけてくれて、内容を確認すると私が練習でよくうかがう市に在住の方でした。これからも度々、顔を合わせるかもしれませんね。
順位を確認したあとは、飲み物の無料券でリフレッシュしたり物販の展示を見て回りました。特にラジオポケットがあるビブショーツを探していたのですが、そのラインナップのあるチャンピオンシステムのブースを見つけたので少々お話をしました。それによると最近は、材質の変更でラジオポケットのある製品は減っているようでした。UCIとかでも無線禁止になっているので、需要とかないのかもしれませんね。自分でビブに裁縫作業するしかないのかな。
(その4へつづく)
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