昨年、鈴鹿エンデューロで落車を演じてしまい、人馬両方にダメージを食らいました。それをきっかけにロードバイクを降りようかとも思ったのですが、ここで降りるのもシャクと感じて今シーズンも乗ることになりへっぽこですが練習も重ねています。そんな2023年シーズン、初戦はおかやまエンデューロにしました。今回は、そのおかやまエンデューロについての記事です。
私の住んでいる北陸からは岡山国際サーキットまでは、高速道路を使えば約3時間30分で到着なので前泊なしでサーキットに向かいました。岡山国際サーキットは、初めて訪問するのですが高速道路を降りてからののどかな田舎の風景がすごくて、少々驚きました。岡山ってこんなに田舎だった?って言うのが正直な印象でした。現地にはゲートオープンから20分ほど過ぎて到着しましたが、駐車場は容易に確保できました。あとから知ったのですが、この岡山国際サーキットは駐車場が少なめとのことでした。たしかに私が準備をしているときに、駐車場を探し求めてグルグルと走っている車を数台見かけました。早めの到着がオススメです。なお、入場については参加受理書に同封されていた入場券で可能でしたが別途駐車場代が500円必要でした。駐車後は、いつもどおり先ずは受付をしてそれからロードバイクの準備です。
久しぶりのレースでゼッケンの貼り付けに少し手間取りましたが、準備は1時間もかからずに完了しました。だいぶ、レースの準備には慣れてきたようです。さて、駐車場からピットへ移動するわけですがこの岡山国際サーキットは、ちょっとくせ者でした。階段をロードバイクを抱えて歩く必要があります。ですので、ビンディングシューズを履いたままだと滑りやすくて危険です。ピットまではスニーカーなどを履いて移動し出走前に履き替えるなどの工夫が必要に感じました。
その他には少し場内アナウンスが聞こえにくいので、招集などを聞き漏らさないようにすること。受付が行列になっている時間帯もあったので、駐車場のことも含めると早めの会場入りが良さそうです。ピットの混み具合は、鈴鹿よりも少しゆとりがあるように感じました。参加者の規模に対してはピットが余裕があるのかもしれませんね。ただ会場自体は、駐車場からピットまでは近いので敢えてピットを抑えないという選択もありかもしれません。
肝心のレースですが、スタート時の密集度は鈴鹿より高くローリングスタートの前後は、ヒヤリとする場面もありました。積極的な声がけで事故防止に努めている雰囲気はあったのですが、いざレースが始まると他の鈴鹿や草レースに比べて声がけをする人がとにかく、少なかったです。あとは、左側から抜かす人も多くその点は、非常に残念でした。左側から抜かすのは、レースの局面によってはやむを得ないのですがあきらかに右が空いているのに左から仕掛ける人も多く、ここでそういうリスクを負う?って感じることもありました。声がけもほぼなかったです。昨年の私の落車もそうなんですが、声がけをすれば防げる事故や落車、ってあるんです。積極的な声がけを心がけて欲しいと思いました。この声がけですが、場の雰囲気って言うんでしょうか声がけをする人が多ければ、加速度的にその機会も増えるのですが少なければもっと少なくなると言う感じです。抜かすときに充分なクリアランスを取れないときは、本当に声がけをしてください。お互いの為にも是非。
そんな雰囲気で始まったレースですが、スタートして早々に私は集団から千切れます。このコース、平坦が主体なので千切れたらもうあとは、ありません。足の合いそうな人を見つけたら後ろにつかせてもらい、しばらく足を休め、しばらくしたら前に出ての繰り返しです。レース開始2時間ぐらいはそんな展開が続きましたが、のこりの1時間ぐらいは完全に散けてしまいソロで走ることも増えました。基本的な走力不足が露呈する展開です。コース自体は、特に普通のコースなんですが後半のアトウッドカーブというところが下りでひねり混むような感じでした。コーナーの奥が浅いので油断すると、外側に膨れるという感じです。その下りのコーナーですが、本人はその時まで気付かなかったのですが昨年の落車の恐怖が身体に刻み込まれているらしく、スピードを乗せることが出来ませんでした。下りのコーナーが恐いんですよ。これは意外でした。レースが終わる頃にはだいぶ、克服できましたが身体はあの衝撃とケガを覚えているようでした。コース自体は一周3.703kmなのでトップ集団に周回遅れにされることは、数知れず。その度に冷や汗をかくのですが、さすがトップ集団抜かすのも上手でした。声がけもそれなりにありました。
今回の私の出たカテゴリーは、「アタック100 MEN40歳代」でコースを27周走ります。ケガからの復帰戦と言うことで私自身は8割ぐらいの力で走って完走を目指すことにしていましたが、今回のカテゴリーは足きりがあるのでそれを意識しないと図らずもDNF(完走できず)になるわけで時計を見ながら、ペースを調整です。制限時間は4時間なので、いつもの私の練習であれば完走は可能な距離ですがピット補給の余裕はなさそうなので、ボトルを2本装備しうち、1本のボトルにはエネルギージェルを溶かして補給食を食べずに走れるようにしていました。完走目的なのであまり限界まで走らなかったこともあったので、足が攣ることもなく3時間を経過。計算では制限時間内にはゴールできることも分かり、一安心しながら走りきり3時間ちょっとで無事完走を果たせました。
完走を果たせて満足なレースでしたが、あとでパワーメーターの分析を見ると手を抜いていることがバレバレの数字が並び、少しイラッと来たのも事実なんですが当初の目的は果たせました。落車自体は、今回のレースもそれなりにあったようです。私も落車直後に通りかかった「落車! 落車!」と叫ぶ局面もありましたし、救護所にも人が入っていくのも見ました。まぁ、ヨシ!としたいと思います。次戦は、美山ロードになります。さて、どうなるのでしょうか?