瀬野航太のF.I.R.E.生活(ロードバイク、資産運用)

地方公務員21年勤務、民間勤務1年を経験。23年間の資産運用の結果44歳でF.I.R.E.達成。現在49歳の専業個人投資家(テクニカルアナリストCMTA)をしつつ自転車ロードレース、自転車旅を楽しんでいます。

鈴鹿8時間エンデューロ参戦記(その6)

役所を早期退職して、民間企業へ転職。しかし1年で離職。その後、副業でやっていた株式投資等を本業にしたところ、大当たり。念願のアーリリタイア生活に入ったが、目標を見失い。。。建てた目標がツール・ド・おきなわでの完走。今回はその一環として、鈴鹿8時間エンデューロに参加したお話です。前回は、スタート直前までのお話。今回は、いよいよレーススタートとコースの印象について述べます。


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ピットで陣取った場所が少々、園内放送が聞こえづらくスタート地点に並ぶのがけっこう、遅くなりました。デジタル簡易無線で運営サイドの無線を傍受出来る状態だったので、聞いておけば良かったのですが当日は、イヤホンを忘れる失態を犯してしまいそれが叶いませんでした。イヤホンを使わないと、周りの人に無線がまる聞こえになりあまり良い状態ではありません。


色々、不手際はあったものの無事、スタート地点には並ぶことが出来ました。スタートまでの数分間、手順、注意点等を確認します。

・ペースは抑え気味で走る。
FTP値を意識する。練習よりも高いパフォーマンスは目指さない。
・足がつったらおしまい。一旦、痙ってしまったらその後のパフォーマンスが落ちる。
・ピットの閉鎖時間を意識。
・長丁場! トレインを利用し省燃費で走る。

以上を確認し、いよいよスタートを迎えました。スタート直後は、長丁場ということでみなさん、抑え気味。比較的距離の短いクリテリウムに比べれば、雰囲気もそんなにピリピリしてないような感じでした。ただ、トップ集団はそんな悠長な雰囲気ではなかった模様です。コースについては、モータースポーツのコースが時計回りに対して、自転車ロードレースは反時計回りになります。


さてここで・・。全体のコースの印象について、触れておきます。なお、地点の呼び名はモータースポーツでの呼称を用いますので、最終コーナーであっても自転車ロードレースでは、最終コーナーではなかったりします。(ややこしい)


https://www.suzukacircuit.jp/course_s/img/map.gif




・スタート直後~最終コーナー
軽く登っています。特に最終コーナー手前は勾配がきつくなるので、シケインに入る前に脚を失いそうであれば、思い切ってインナーをローにするのもありだと思います。


シケイン付近
シケイン付近は、タイミングによっては混み合います。特に周回遅れになり、集団に追い越されるときは生きた心地がしません。もし、混み合っているときは不用意にラインを変更せずに必要であれば、手信号などで自分のラインを主張する必要もありそうでした。ただ、全体的にスピードはそんなに乗りませんから、周辺を確認する余裕はありました。なお、ピットがここにも展開していますので、ライダーとピットのやりとりが声で行われていたり、選手交代も行われています。タイミングによっては、ヒヤリとする時もありました。


シケイン~立体交差
シケインを越えると、平坦区間になりここから一気にスピードを乗せることが出来ます。ただ、このあとのスプーンカーブは登りになりますから脚を温存しておきたいです。出来れば、だれかの後方に入りトレインを利用したいところです。私は、何度かここで他車を抜かしたのですが、スプーンカーブで追い越されたりしました。ただ、私のような平坦屋さんはここで思いっきり踏むしかないので、使えるトレインを見極めながらガンガン行きます。注意点としては、立体交差部分で不意の横風が来るように感じました。ディープリムを使っていると、そこは要注意だと思います。この立体交差を走っているとき、左手に見えるのが鈴鹿南コースです。このコースは、カートの練習でよく使われているコースです。小さいコースですが、大変テクニカルでコーナーやS字の攻略は、私はここで覚えました。四輪のレースに出ていた頃、宮城光さんの指導を受けたのもこのコースでしたね。


www.hikarun.net


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ディープリムは、不意の横風に弱い。

ここでトレインについて、私なりの見解を少々述べてみたいとおもいます。まず、パワー計で見る限り、2人でのトレインの場合であれば後方は、20~30W程度は節約出来ているように感じました。なので、脚を温存するには有効な手段なのは間違いなさそうです。

実際の運用としては、トレインに入っていると自分と同じレベルの方と走っている場合、少々ペースが遅く感じます。トレインの恩恵に浴しているわけですから、当然なんですがここでトレインを抜けて、先行するとしばらくして、追いつかれることがありました。となると、無理に先行するよりもトレインを利用し続けていた方が結果的には、良い結果をもたらせた可能性もあります。そこの見極めが本当に難しいと感じました。

レースを終えて、思量するとパワー計の数字と自分の脚の残量、ペースを考えてこのトレインを利用するのか、それとも別のトレインを見つけるのか? はたまたソロで走るのか、そこを考え続けながら走るしかないと思います。ただ、確実に思ったのは、ソロでずっと走り続けることは順位アップのためには、考えられない戦略であるということでした。多少、自分のペースを落としてでもトレインを利用することは、必須だと感じました。

他に面白いトレインの利用の仕方としては、周回遅れにされたときにその集団の最後尾について行くという戦法も意外と使えました。当然ながら、脚が全然違うので数分しか持ちませんがジャンプアップするには使えます。コバンザメみたいですけどw






・立体交差~西ストレート
立体交差を終えると、西ストレートに入りますがここでもガンガン踏みまくりますが後半部分から登りが始まります。私の場合は、レース前半戦はフロントはアウターハイで登りましたが、後半は疲労からインナーローを使うようになりました。このあたりで個々人の登りの優劣が垣間見えましたね。西ストレートで左側に見える、ピットのような部分は鈴鹿サーキットの西コースを利用する場合に使われるピットです。鈴鹿西コースは、高速展開が予測されるレースです。


・スプーンカーブ付近
ここは要注意地点の一つだと思いました。このあたりは、コース幅もあり且つ、コーナーであり登り坂という条件がそろっており、速度の遅い方と早い方の走行ラインが錯綜していました。特にレース後半戦は、疲労の関係か遅いライダーが早いライダーのラインを塞ぐような状態も見受けられました。このあたりは、お互い様のところがあるのですが、事故防止のためにお互いが目配りする必要がありそうです。


(その7へつづく)↓
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