役所を早期退職して、民間企業へ転職。しかし１年で離職。その後、副業でやっていた株式投資等を本業にしたところ、大当たり。念願のアーリリタイア生活に入ったが、目標を見失い。。。建てた目標がツール・ド・おきなわでの完走。今回はその一環として、鈴鹿8時間エンデューロに参加したお話です。前回は、レーススタートとコースの印象。今回も自身のレース内容についてです。
スタート地点に並んで５分程度でいよいよ、スタートになりました。明らかに並ぶのが遅すぎた模様です。一緒に参加したＳさんは、「マイペースで行きます」との宣言なので、今回はトレインは組まずに私は先行します。Ｓさん、練習では平坦地けっこう食いついてくるんですけど・・。
スタート直後は、ローリングスタートのようで（アナウンス聞こえなくてよく分からない）１週目は、みなさん談笑気味。おそらく、トップ集団はそんな余裕なかったでしょうが。コースを確認しながら、一周を走ります。一応、試走しましたが、そんな短時間ではコースは頭に入るはずも無く・・。今から思うと、YouTubeとかで見ておけば良かったです。そんなことを考えながら、一周を走りきり再度スタートラインをくぐった辺りで、一気に周りのスピードが上がります。同時に私も心のリミッターが切れ気味。ダメなパターン開始です。
「抑えて、抑えて走ろうよ。」と自分に言い聞かせて走ります。でも、周りの人は自分よりペースが速い人が多いように見えます。「ついて行かなければ・。一度ちぎれたら、戻れない。」と焦りが襲います。しかし、今回の私は今までの私とは違った！大げさ。
「レースはたっぷり。６時間ある。足を使い切ったり、足が攣ればその時点で終わり。今、抜かしていったヤツもあとから落ちてくるかもしれない。」
そう考えて、ここで心を立て直します。パワー計を見ながら、以前６時間走った時のNP値を意識しながら走ります。かといっても、スタートして直後ですからＮＰは高め。最終的にゴール時にＮＰ値を予定数字に納めるように考えます。
前述しましたがツール・ド・エコパではＤＮＦ。チャレンジリーグ’21 はりちゅうエンデューロフェスティバル（夏）では、完走したものの惨敗。今回、足攣りしたら３回連続でまともなレースができないことになります。それだけは避けなければなりません。
比較的抑えながら３周程度走ったところで、左足のふくらはぎから怪しい挙動を感じました。この左足のふくらはぎですが、以前から日常生活でも変な張りを感じることが多い部分です。私は人体には詳しくはないですが、色々な断片的な情報をつなぎ合わせるとどうやら、こういうことらしいです。
筋肉などが回復を越える損傷をすると、急性の炎症を起こします。それを治療するにはまずは、アイシングなどで冷やすのが大前提ですがそれで治しきれないと慢性の炎症となり、筋肉の変な張りとして残るようです。
今回出てきた変な張りもそれのようです。ちなみにこういう慢性の炎症による張りを治すには、アイシングではなく温めることのようです。アイシングの対義語ってどういうんだろう？ 温熱シップなどで気長に温めて変な張り＝筋肉の張りを緩めていくのが素人で出来る治療の限界です。もし、プロの力を借りるならる鍼灸等での張りを緩める治療も有効のようです。
さて、左足のふくらはぎの怪しい挙動ですが、足の攣る前兆の匂いがプンプンします。一旦、左足の力を緩めながら様子を見ます。しかし、落ち着く気配はありません。こうなった以上、ペースは落とさなければなりませんがここであることを試します。皆さん、トマ・ヴォクレールという自転車競技の選手をご存じでしょうか？ この選手、舌を出しながら走ることがあるのですが某解説者が「舌を出すことで余計な身体の力が抜けて、足の攣りが無くなる説」を唱えて（おそらくネタ）いたのです。
実はこの説、私は過去のレースで何度か試していて効果があるように感じていたので、今回も試すことにしたんです。舌を出しながら、ロードバイクにまたがる４６歳男性。どう見ても不審者w
試してみた結果、あーーら不思議。変な張りは軽減しました。マジか？ 他にも靴の中で足の指を動かす。ビンディングから足を外すなども行いましたので念のため、お知らせしておきます。この足の攣りなどですが、過去の経験ではレース開始２０分程度で発生することが多いのは、経験則で分かっています。その後は、落ち着いています。ということは、レース前にしっかり２０分走っておけばＯＫなのかも？ そんなことも考えました。
とりあえず、今回の一番の懸念事項、足攣りはどうやら回避が出来たようです。あとは、ＮＰ値を見ながら淡々と走ります。この時点でレースは、１時間ほどを経過していました。残りは５時間となります。
（その９へ続く）↓
koumuin43.hatenablog.com
