本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
道の駅、今治湯ノ浦温泉を再出発する頃には雨は本降りになってしまい気分は少しブルーですが先を急ぐことにしました。この時点で本日の目的地までの距離は120.9kmですから雨で平均速度が落ち込むことを考えると確実に日没になることは予想できます。夜間走行を考えて、それなりの光量を持つライトを装備していますが全光量で点灯させると8時間が公称動作限度のうえに、バッテリーの劣化も進んでいるでしょうし昼間は点滅モードで使用しているのであまり時間的な余地はありません。USBでの充電が可能なので最悪の場合は、途中の休憩でモバイルバッテリーでの充電になりそうです。このモバイルバッテリーは、ロードバイクの旅では命綱です。。スマホの充電が切れたり、前述したようにライトの充電が切れた場合などです。ただ、重いですから容量と重さを比較してどのぐらいの規模のものを持って行くかは悩ましいです。とにかく、軽いのは正義です。ダイエットしなくちゃw
走り出してしばらくすると、交通量が途端に増え始めます。そして、道路に四国一周を示すブルーのラインが見当たらなくなります。どうやら、道を間違えたですが雨もひどくなりスマホでの確認が面倒なのでしばらく走りましたが、事態は悪化の一途。スマホをようやく取り出して確認すると、愛媛県サイクリングプロジェクト事務局がオススメする道はこの道ではなく大きく山間部を迂回するルートであることが判明しました。このまま、まっすぐでも問題はないのですが、「このルートは安全を考慮して作成してある云々」っていうのを読んだ覚えがあるので迂回ルートに戻ることにしました。
迂回ルートは、山の中の坂道を上りあとは交通量がほとんどない田んぼの真ん中の道。なるほど、先の道路よりも遙かに安全ですしスポードも出せます。この頃になると雨は、降ったりやんだり直線でスピードが出せるところはそれなりにペダルを回して進みますが、カーボン・ディープリムホイールなのでブレーキに不安を抱きます。お金を出しててもアルミのホイールにした方が良かったのかも?そんな気持ちが脳裏をよぎりますが、今回のライドで使っているロードバイクは通常時はレースのトレーニング用にも使っていますし高速定速巡航が私の持ち味なので、どうしてもこの組み合わせにこだわってしまいます。道はしばらくすると、広域農道につながっていました。そして、中山川に差し掛かった辺りでなにやら異変を感じます。
パンクの神様 降臨!
今回、パンクを警戒して後輪のタイヤは実績と信頼のパナレーサーのグラベルキングを採用したのですが、day2でいきなりのパンクです。雨の日は異物などによるパンクが雨水で摩擦係数が低くなる関係か、パンクの頻度が増えるような気がします。ちょうど、雨がその頃からまた降り出しました。「ついてないなぁ。」とちょっと呆然としながらロードバイクを歩道に入れて現状の確認に入ります。凹んだ心を立て直すのに3分ほどかかって、修理に取りかかろうとした辺りで一人の女性が近づいてきました。「大丈夫ですか? 修理目処立ちますか? なんだったら、近くの自転車屋さんまで車で送りますよ・・。」
四国に女神様がいたーー!
もう、マジで女神様に見えました。雨の中、わざわざ車を降りてきて声を掛けてくれるなんて、もう惚れてしまいそうになりました。地獄に仏じゃなくて、女神様?
ただ、自分で修理可能なレベルだと思えたので丁重にお断りしお礼を述べました。西条市の中山川新橋で声を掛けて頂いた女性の方、本当にうれしかったです。ありがとうございました。女性を見送った後、さっそく修理に掛かることにしました。心が温かくなりました。
(サイクリング四国一周編 day2 パンク修理)につづく
koumuin43.hatenablog.com