本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
パンクの時に声を掛けてくれた、女神様。この際、西条の女神様とお呼びしようw を見送った後、修理に掛かります。ロードバイクを逆さまにしてタイヤを外し、スプロケットの油が雨でズルズルになっているのを見ながら、せっかく出発前に掃除したのにと思いながらタイヤレバーでタイヤを外していきます。グラベルキングは、このホイールには相性が良いみたいで簡単に外れていきます。相性の悪いホイールとタイヤの組み合わせだと本当に外れません。チューブを取り出してから、携帯ポンプで空気を入れて様子を見ますが直ぐに空気が抜ける様子はないので相当小さな穴のようです。一番イヤなパターンです。何度か空気を入れて穴を探ったところ、小さな穴を見つけました。その部分に携行していた白いマジックで印を付けて、帰宅後の修理の手間を省くとともにその位置を元にタイヤにパンクの原因となる異物が残っているかを探ります。すると、タイヤに刺さったままの2~3mmほどの針状のハリガネが見つかりました。けっこうな刺さり方で、タイヤのケーシングのすき間を縫うように入り込んだようです。運が悪い。
予備チューブに交換し、タイヤ側の内壁にケーシングが少し頭を出しているようにも見えたので、それが悪さをすることを気にしてそちら側には念のためパッチを貼り付けタイヤを元に戻します。今回、予備チューブは2本。パッチは6枚ほど持ってきていますがこれで予備チューブはday2で残1本になりました。CO2ボンベで空気を一気に入れて修理完了です。忘れ物に気をつけながら後片付けをし、再出発ですが少し寒気を感じます。サイジャーにピステの組み合わせでは少々寒いのかもしれません。やはり、キチンとした雨具を買っておくべきでした。仕方ないので、ロードバイクを強めにこいで身体の内部から温めます。途中でJR予讃線の踏切で昨日見た、特急と同型機と鉢合わせして少し鉄分も補充しながら西条市の市街地に入っていきます。雨はこの頃になると、小雨になってきておりピークは超したように感じました。少しづつ身体の熱で濡れた衣類も乾燥していくことを期待しつつ走り続けますが、その途中遠くにオレンジの構造物が見えてきました。どうやら、造船所のようです。これは男の子なら絶対に見なければ! テンションが上がりスピードも上げながらそちらに進路変更しました。
県道を左折し瀬戸内側に迂回し、オレンジの構造物に向かっていきます。それにしてもデカイ。どうやら門形クレーンのようです。前に勤めた民間企業では、玉がけの資格とクレーンの運転(特別教育)で5t未満なら吊れますがが、あれは一体どこまで吊れるのだろう? そんなことを思いながら走って行きますがなかなか着きません。モノが大きいので近くに見えるだけでけっこう遠いのです。引き返すか?という気持ちと好奇心が綱引きをして、好奇心が買ってそのまま走り続けます。時間は、ちょうど13時前で作業員とみられる方が徒歩で職場に戻っている姿が見え始めたところでようやく、至近でクレーンが見え始めます。
(サイクリング四国一周編 day2 今治造船 西条工場)につづく
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