公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

四国一周1000kmロードバイクの旅(day8 黒潮は黒い?) 

 本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。


koumuin43.hatenablog.com



足摺岬を少し走るとホテル等が立ち並んでました。今回の旅では、ネットカフェで1日、民宿で1日、ホテルで8日間と宿泊しましたがネット経由で予約できる宿泊施設が意外と少なかったです。そして、旅を進めながら2日先のホテルを予約する形で進んだので、どこかで予約できなくならないかという不安はありました。ただ、実際に回ってみて宿泊施設の方の話を聞いたり、民宿の立地状況を見ると、ネットだけにこだわらずに電話での予約も併用すれば宿泊施設には困らないのかな?って思いました。私、あまり電話で話すのは好きではない(コミュ障かも)のですが今後、あちらこちらを自転車旅をするとなるとそういう選り好みはダメですね。少し反省です。

建ち並ぶホテルを見ながら登り坂を登ると、人家などのない県道に入ります。左には海という感じで足摺岬の西側を走り、足摺岬の出発点へ戻ります。東側はあまり、見どころはなかったのですがこの西側、けっこうな絶景がありました。

まずはベタなところで灯台
鵜の岬(うのみさき)。日本で一番初めに黒潮が到達する岬とのこと。


鵜の岬(うのみさき)。写真だと分かりづらいのですが、心なしか海水が黒いようなw 黒潮だけに黒いのか? まさか? 黒と言うよりも青黒いんですよ。気になって調べると、黒潮プランクトンなどが少なく、太陽光があまり反射しないので深く青黒く見えるとのこと。自然の神秘を感じた瞬間でした。


足摺岬をちょうど一周して出発地点へ戻ってきました。ちょうど公園のようになっているので、少し一休み。室戸岬足摺岬とこれで制覇したところで本日で高知県ともお別れして愛媛県へ戻るわけですが高知県では、色々あったし今度は車でゆっくり観光へ来たいなぁって改めて思いました。休んで出発、土佐清水市の市街地を抜けると今まで通りの田舎道となりますが左手には太平洋が見えるわけで、時折そちらに視線を移しつつ、日本海育ちの私は走り続けます。安芸市で見た太平洋もそうだったんだすが、すごい太平洋って奥行きがあるんですよね。日本海の冬の荒波も私は好きですが、太平洋のこの奥行きのある海も大好きになりましたし、坂本龍馬とかはきっと同じ海を見て世界を夢見たのかな?なんて思ったりもします。

 
土佐清水市の鹿島公園。
高知県=土佐の偉人。有名な人が多いですね。

しばらく走ると、ジョン万次郎資料館の看板が見えましたが、ジョン万次郎を取り扱った場所って昨日も見たような気がしました。ちょっと整理してみると、昨日見たのは出港の地で今日、土佐清水市で見たのは資料館のようでした。そして、足摺岬には復元された生家もあるようです。駆け足で旅をすると記憶がゴチャゴチャになりますね。実はこのブログもけっこう、書いている間にネット検索をしたりしてまとめていたりします。写真についても、「これどこ?」ってこともある状態です。次回、自転車旅をする際はもっと記録を残しながら走らないとダメですね。それ以前に旅をしてから1年経つのに、未だ四国一周サイクリングのブログが終わらないというこの筆の遅さ。そして、下記の写真がまさに記憶が無くて?? これどこ?って感じでした。けっきょく、写真のGPS情報で場所を特定しました。便利な時代になりましたね。



土佐清水市の)化石れん痕というらしいです。あまりの不思議さにパチリ。"


ここで少し真面目な話を。day8で立ち寄った某お店の若い青年。他のお客もなく、「ゆっくり休んでいってね。」って事でお言葉に甘えてゆっくりしていたら、元々は高知県の方でなく他県出身の方とのこと。高知の人々は温かくて快適に暮らしているんだけど、給与が低くてワーキングプア状態とのこと。どうしていいか分からない?というお話に。私が悠々自適な旅をしているから、そういうお話になって意見を求められたんだろうけど、自分の長所や武器は自分では分かりづらい。会って30分も経たない相手に、そういう話を持って行ける話術と相手の懐に入れる人柄は、そんなに持っている人は少ない。それは長所だよ。そこを延ばしては?とお話しした。実際、他の来店した観光客に数分で自然に近い距離感で商品を薦めたりしていた。私自身、この旅をしている段階では民間企業を1年で辞めて少し、悩みを抱えている段階だったのだけど人に助言して、自分にもそれが当てはまるってあとで気付いたりした。今回の四国一周サイクリングでは、色々と考えることも多かったし時間もたっぷりあったんだけど、この青年と話した30分間というのは、一番大きかったように感じてます。実際、この旅を終えたあとは、一気に色々な事を加速させたし悩んで立ち止まることはなくなった。彼には、このブログのアドレスは教えてあるのですがおそらく、見てはいないと思う。でも、私は彼にお礼を言いたいと思うし、きっと彼なら新しい展開を自分で切り開いていると思う。このブログを通じて応援していることを伝えたくなりました。





(day8 高知県も残りわずかなのに方向音痴な私)
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