公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

四国一周1000kmロードバイクの旅(day6 坂本龍馬、岩崎弥太郎、そして阪神タイガース) 

 本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。



koumuin43.hatenablog.com


朝食を済ませて、ふと割り箸を見ると坂本龍馬のイラストがありました。高知=土佐でしたね。昨晩は疲れ果ててそういうのを振り返る余裕もありませんでした。現代では、交通網の問題から少し取り残されている感がある高知県ですが、もっと交通の便の悪かった幕末。坂本龍馬はここから江戸や京都に上がり歴史を動かしたと考えたら、想像以上にすごい人だと感じます。ただ、最近は新説も発表されていてあまり坂本龍馬自体は、活躍していないというお話しもあるようですが。

  
高知家というスローガン。高知から出荷された野菜にも記されていました。


day6を迎えて、最初のチェックポイントはホテルから徒歩数分の安芸観光情報センター。オープンの時間に合わせて訪問しましたが、なにやら展示がされていました。安芸市はあの三菱グループ創始者岩崎弥太郎の生誕地だったんです。数年前まで三菱商事の子会社に勤めていたのに、初めて知りました。せっかくなので、展示を見せてもらうことにしましたが普通日で開店直後で私以外には見学者はおらず、ゆったりと見学が出来ました。展示内容は、適度な分量だったのでゆっくりしても15分ほどで見終わりましたが私の印象とは、少し岩崎弥太郎という人物は違いました。けっこう、高齢まで現役で活躍されていたと思っていたのですが、50歳で亡くなっていました。つまり、その短い生涯で三菱グループの基礎を築いたのですから、すごい人物です。日本初の賞与もこの方のアイディアだとか。ただ、今の巨大財閥に育つには、岩崎弥太郎の死後、その親族が努力を重ねた点も展示されており無意味に神格化していないのは、好感が持てました。

安芸市の観光情報などの収集にオススメ。
  
展示の一部。この安芸市周辺にもいくつかのスポットがあるようです。

見学を終えて、ここからしばらく走れば岩崎弥太郎の生家に行くこともできることが分かりましたが今回は、四国一周サイクリングが目的。今度、車で来ることにして旅を続けることにしました。途中、三菱自動車のディーラーの看板を見つけましたが、ひときわ大きく見えたのは気のせいか? そんなことも思いながら、クスッと笑い西へ向かいます。本日は、四万十町まで走る予定です。走行距離は約122km。獲得標高は約900m。さほど、キツくはないですが今までの5日間のペースだと観光で時間がかかります。今日もホテルチェックインは遅くなりそうです。そんな矢先。右手に野球場が見えてきました。まぁ、野球場はどこにでもありますが、ちょっとそこは違いました。球場の名前が「安芸タイガース球場」。調べると阪神タイガースが秋にキャンプを行っているようです。安芸で秋にキャンプw 私自身は野球はあまり詳しくないのですがせっかくなので立ち寄って自販機で飲み物を補給し休憩することにしました。


 
野球場の直ぐ横が鉄道の駅という利便性。


さすがに球場の関係者の方と自動販売機を利用する方しか見かけませんでしたが、これがキャンプのシーズンだと多いんでしょうね。休憩を終えて旅を再開すると、左の方に海が見えてきました。昨晩の夕闇で見た真っ黒な海でなく青く冴えた太平洋です。先ほど、展示を見た岩崎弥太郎とか坂本龍馬もこの太平洋をみて新しい時代の幕開けに胸を膨らませたのかもしれません。いや、きっとそうだろうと思いました。とにかく青くて先が見えない広さなんですから。これを毎日見ていたら、大きな事をやってやろうって考えると思います。都会のどこをみてもコンクリートのジャングルとはやはり違います。

空の青、空と海の境目のブルー、そして青黒い海。最高です。




(サイクリング四国一周編 day6 自転車旅にはうれしい高知県)につづく