本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
広い部屋、ふかふかのベット、美味しい食事でグッスリ寝たらday８の始まりです。その前にday７のログを確認します。ほぼ下り坂だったようで、一番楽なライドの日だったかもしれません。これで夏とかだったらもう最高でしょうね。そこで一つのライドのアイディアが浮かびました。四万十川の源流付近から太平洋まで走るライドです。四万十川の全長は、196kmですから2日間掛けてそれを下る旅です。愛媛県側からアプローチして3日間ぐらいで下れるでしょうか？ これは今後のライドのプランに入れることにしました。そんな、今後のライドの事を考えつつday８の準備を進めます。day８は、四万十市を出発し足摺岬を経て宿毛市、愛南町という約130ｋｍの行程。day７に楽した分、けっこう走る行程です。朝食を早めに済ませ出発です。
しばらくは、四万十川沿いに走り途中から内陸を突っ切った国道321号を走り抜け足摺岬へ向かいます。このあたりの四万十川は、先日の岩がゴロゴロしている景色は無く普通の河川という感じになります。しばらく走ると、人家もまばらになり四万十市の市街地の雰囲気は鳴りを潜めます。新伊豆田トンネルという長大トンネルを抜けて近道です。本来だと、この内陸を新伊豆田トンネルで抜けると四国の外周ではなく、少しスキップ気味になるのですが、推奨ルートではないことに加えて事前にGoogleストリートビューで沿岸沿いの道を調べると、人家も本当にまばらで補給ポイントもなく土砂崩れなどもありそうだったので不安を覚えたのでこのルートでスキップです。自転車旅のルートを決める際は、このGoogleストリートビューは本当に便利だと思います。内陸を突っ切ってしばらく走ると、眼下に太平洋が見えてきます。
昨晩は、ゆっくり休めたので疲労感は無いと思っていたのですが少しこの辺りで披露を覚えます。さすがに8日間連続での自転車旅は、47歳の身体には堪えるのかも。でも、この旅も8日目、あと３日で終わりです。少し寂しくなってきましたが、怪我なく終えようと気を引き締めます。しばらくすると、足摺岬を示す看板が見えてきて少しづつ町が賑やかになってきます。今回の四国一周サイクリングで二個目の有名な岬ですね。室戸岬、足摺岬。実はこの頃、時折ふくらはぎがピクピクしてました。足摺岬であしずり あしつり 足攣り。そんな、オヤジギャグをつぶやきながら走ります。自転車旅、一人で回ってると本当にヒマなんですよ。これ複数人で走ると走力の差があるので、途中でケンカになるって言う話も聞くのですが独りも寂しすぎるわけで悩ましいです。そのうちに足摺岬の入り口？に入ります。ちょうど公園のようになっていて、トイレ休憩を兼ねてルートを確認。この後は足摺岬を周回するようなルートになります。
足摺岬は向かう途中、珍しいものを見つけました。公共工事の現場事務所なんですが、なにやら外にテントが張ってあって「お遍路さん休憩所」と書いてあります。昨今の公共事業は、発注元が点数を付ける場合に社会貢献という項目を設けている場合が多く、その一環でゴミ拾いとか色々な事をする場合があるのですがお遍路さん休憩所があるのは、四国ならではではないかと思います。ただ、私が回ったところで工事会社がこうやって休憩所を設けているのは、初めて見ましたし点数と言うよりも会社、現場代理人がおもてなしの心でやっているんでしょうね。ちょっと、心が熱くなりました。以前、ご紹介したお接待の実のなる木もですが、四国のもてなし感動します。
ほどなくして足摺岬へ到着。コロナ終焉前とは言え多くの観光客を見ることが出来ました。モーターバイクの男女もチラホラ。モーターバイク良いよねぇ。こちらは人力なのでうらやましく思うことがあります。day８は、曇り空なのであまり写真は綺麗に撮れませんし時間も無いので足摺岬の駐車場で折り返すことにしましたが遊歩道なども整備されていて、夏などは散策が楽しそうです。この足摺岬の直ぐ近くには、四国八十八ヵ所の金剛福寺があり、お遍路さんも見受けられました。タクシー貸し切りと思われるご高齢の夫婦らしく人も見受けられました。どんな形であれ、四国八十八ヵ所を回るのは大変。良い四国八十八ヵ所巡りをして欲しいですよね。
（ｄａｙ８ 黒潮は黒い？）
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