公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

四国一周1000kmロードバイクの旅(day6 ロードバイクも人間も疲労こんぱい) 

 本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。



koumuin43.hatenablog.com


この辺りまで来ると、これぞ漁村という感じの風景が広がります。同じような景色が広がり、でも心地良いという感じです。漁村のような景色からしばらくすると、須崎市街という看板が出て山間部に入っていきます。このあたりからは、畑とビニールハウスが目立ち始めます。交通量は少なく快適な旅が続きますが、しばらく走っていると巨大構造物が見えてきました。こういう構造物、岐阜県でもみた記憶があります。興味を抱きながらそちらへロードバイクを向かわせます。岐阜ではこういう構造物は、石灰などのプラントが多いのですが四国ではそういうものが採掘されるという印象がありません。プラントの正門らしきところに着いて看板をみると住友大阪セメント㈱高知工場でした。立地的に考えると、高知で製造しどこに運ぶの? 瀬戸内海の方が良いのでは?と感じるのですが、帰宅後調べると関東、中部地区と輸出用のセメントを製造しているようです。となると、これから通る須崎港も使えば立地は抜群ですね。四国の瀬戸内側では大きな造船所などを多数みていましたが、太平洋岸に入ってからしばらく工場をみていなかったので少し驚きました。

 
住友大阪セメント㈱高知工場
航空写真で見ると立地条件として港も使えて有利であることがよく分かる。


セメント工場をみながら、セメントを運ぶ大きな船に歓声を上げながら須崎港をグルッと回り須崎市街地を走り抜けます。しばらくすると、高速道路のアンダーパスをくぐり大きな交差点に出ました。サイコンはここで左折を表示したので左折。そして、チェックポイントの道の駅 かわうその里すさきに到着しました。この時点で時刻は16時30分でした。道の駅も見学したはずなんですが、あまり記憶がなくて覚えているのはとにかく疲れていたことだけです。ですのであまり写真も撮ってありませんでした。この時点で残距離は約25kmなんですが、道の駅から目的地方向を見るとどう見ても山越えが待っているんです。道路自体も登り坂です。day6のこの時点で今回の旅で3回目のピンチです。天満峠、鳴門の激坂、そして本日です。10分ほど休んだところで心を立て直します。本日の宿泊先は、四万十町なんです。今回の旅で是非ともみておきたい場所の一つは、四万十川でした。それがあと少しで達成出来るのです。ここまで来たらもうがんばるしかありません。直ぐにエネルギーになる炭酸系の飲み物を飲み、ロードバイクの駆動系をウェスで清掃し、注油します。さぁ、あとひと踏ん張りでday6も終わります。「ロードバイクも人間も疲労こんぱい」。でも、走るのです。


  
スプロケットも汚れで黒ずんでいます。ロードバイクもお疲れです。

道の駅を出発し、海岸線を走ります。交通量はほとんどなく静かなライドです。海岸から道がありそして、その背後は山という絶景で走りながらその美しさを目に焼き付けながら走りますが、次第に夕闇が迫ってきていることも感じます。途中、地元の高校生でしょうか? ママチャリで走ってきて一眼レフカメラで写真を撮影しています。良い写真が撮れると良いですね。そういう私もあまりの絶景にスマホでパチリ。私は写真には詳しくないので、旅の際はスマホで撮影しているのですがWEBに上げるレベルであればそれなりに使えるので一眼レフカメラは使っていませんが、良い写真が撮れるみたいですね。写真を撮るために足を止めると、そのまま座り込んで休んでしまいそうなので心を鬼にして休憩をせずに先を急ぎます。


海の色も素晴らしかった。

海岸線を走り、落石から道路を守るロックシェッドを何箇所かくぐります。しばらくすると、Y字路に差し掛かります。四国一周サイクリングの公式ルートでは、こちらで左折です。右折だと最短距離なんですが敢えて右折なんですね。今回の公式ルートでは安全面と見せたい景色を意識してコースが作られているみたいですので、時間的に可能な限り指定ルートを走ります。そして、たどり着いたのはまたもや素晴らしい景色でした。海岸線から少し離れたところに本当に小さな島がふたつ並んでいるんです。伝説もあるようで興味深いですし、歩いて島に向かうことも出来るようです。四国一周サイクリングの事務局のこういう場所の掘り起こしには、感心します。

 
鬼がこのあたりにもいたのか?

ここにたどり着いた時間は17時過ぎ。数分だけ景色を眺めて先を急ぎます。さて、次回のブログはいよいよ四万十町に向かう峠のお話です。

この峠。超えることが出来るのか?




(サイクリング四国一周編 day6 七子峠を超えて四万十町へ)につづく
koumuin43.hatenablog.com