公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

四国一周1000kmロードバイクの旅(day6 七子峠を超えて四万十町へ) 

 本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。



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しばらくは、海沿いを走ってましたがいつの間にか山中を走ってました。四万十町は内陸ですからいよいよ四万十町へ向かうという実感が沸いてきます。幸いにもあまり寒さは感じず、疲労だけを除けば快適なライドです。つづら折りの峠や短いトンネルをいくつか越えて、黙々と走ります。なんとか日没までに本日のお宿にたどり着きたいですから。道路には、急カーブを示す黄色地に < という表示の看板や登坂車線の表示も見えます。いよいよ、峠越えが迫ってきました。この峠を越えられれば、今回の四国一周サイクリングのベスト3の難所は終わります。そして、いつかは見たかった四万十川も目の前です。しかし、走っている道路のガードレールの下は谷になっています。ザ・峠って感じで事故ったら行方不明者の仲間入りです。そのうち、峠の終点までの残り距離を示す看板も見え始めました。数キロおきにそれがあるのですが、記憶にある限り6km手前からあったように思います。「まだ6km、坂道を登るわけです。」夕闇は迫ってきますが周りには人はいないので、ここでおっさんの独り大カラオケ大会が始まります。音程は無視で歌を歌いながら峠を越えます。

看板に励まされながら? 登り続ける。

しばらく走ると、広い待避所が広がっているのですがなにやら異様な雰囲気がありました。たくさんの猫がいるんです。おまけに林の手前には、モフモフしたなにかがいます。タヌキです。思わず停車してスマホを構えたのですが、逃げられました。ただ、猫は逃げる気配がありません。これはどうみても捨て猫です。誰かが捨てて、それを見てさらに誰かが捨ててという悪循環なのか? 子どもが生まれたのか? 私が確認した限り、6匹はいました。帰宅後、Googleストリートビューで確認しても移ってますのでこれが常態化しているのだと思います。かわいそうなので食べ物をとも思いましたが、それが事態をもっと悪化させますので見守ることしか出来ませんでしたが、切なくなりました。

人間にすり寄ってくるでもなく、距離を保つ猫。切なくなります。

少し悲しくなりながら、猫達に背中を押されながら七子峠の頂上を目指します。左手前には高速道路が見えてきました。ちょうど、この七子峠を通る国道56号と並行する感じでこの区間は高速道路が通っています。ある程度はそちらに車が抜けてくれるようで七子峠では自動車絡みでは恐い思いはしませんでした。と言いますか、高知県内は交通マナーはどうかは分からないのですが恐い思いはなかったですね。良い思い出しかありません。そのうち、七子峠の頂上に到着しました。景色もきっと素晴らしいのでしょうが、あたりは暗くなっていました。峠の頂上を超えればここからは、四万十町。そして下りです。幸せな時間です(笑)。


 
遙か遠くに高速道路が見えました。


登り坂はあんなに時間が経つのが遅かったのに、なぜ下りはこんなに短いのでしょう? そんな思いを毎回抱きますが無事、四万十町へ入りました。辺りは真っ暗で時間は18時過ぎです。今夜の宿は、旅籠屋四万十店です。初めての旅籠屋になりますが、事前に輪行袋でのロードバイクの持ち込みをメールで問い合わせてOKをもらっていたので、安心して宿泊できます。ただ、時間的に道の駅は閉店しており近くに食堂も見当たらず、今夜も夕食難民になりそうです。旅籠屋へ向かう道すがら、コンビニなどをチェックしておきます。幸いにも近くにコンビニがありましたので、チェックイン後に買い出しに向かうことにしました。そして、旅籠屋四万十店へ到着。チェックインをし、ロードバイク輪行袋に収納し部屋に入ります。この旅籠屋は、全国に店舗がありますが米国のモーテルを手本にしているので使い心地が非常に良いです。一般的なホテルで外に出る場合は、エレベーターで降りてフロント前を通り外に出るので時間がかかります。しかし、旅籠屋はドアを開ければ直ぐに外に出られますしコインランドリーも徒歩1分以内に常備です。なによりも便利なのは、部屋が広いと言うことです。ロードバイク輪行袋に入れて一般的なホテルのシングルに入ると結構狭いのですが、旅籠屋はその心配がありません。今回初めて利用したのですが、実は最終日にあまりの快適さに松山市内の旅籠屋を利用しました。

 
アメリカ映画に出てくるモーテルにそっくりの外観。
 
部屋を両方向から撮影。黒い物が輪行袋。部屋の奥にはシャワーとトイレが別々の部屋であります。




(サイクリング四国一周編 day6 旅籠屋四万十店)につづく
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