本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
デッキから船内に戻りホールの周りをウロウロします。初めてのフェリーなので顔は無表情でも、遠足の小学生なみに大興奮なんです。ふと、船内の奥まったスペースを見ると今回のフェリーの紹介スペースのようなものがあります。そして、そこにはアテネ五輪の金メダリスト(トラック競技)のスチュアート・オグレディが本船に乗船した記念の展示がしてありました。オレンジフェリー、とにかく自転車と縁が深いフェリーのようです。
概ねフェリーの中の探検も終わったところで、個室に戻ることにしました。今回は、大浴場とシャワーは利用しませんでしたがロードバイク旅で帰路の場合などは、お世話になりそうです。フェリーも出港し1時間を過ぎたあたりで仮眠を促す船内放送が入ります。私も少し寝ることにしました。3時間ほどの睡眠になるでしょうが全く寝ないよりはマシでしょうし、ベットで横になります。スマホの電波を捉えられないことが功を奏したのか、スマホを触らないので直ぐに寝落ちしました。スマホのブルーライトはやはり睡眠を妨げるのかな?
睡眠をむさぼっていると、船内放送が入りあと1時間ぐらいで四国へ到着する旨が伝えられました。うーん、もう少し寝たかった。外を見ると少し白み始めたぐらいです。ジャケットを着てデッキに出てみると、フェリーの煙突からは黒煙がモクモクと出ており、四国へ向かっていることをアピールしているようでした。そして、空は次第に明るくなっていき6時前には入港する港が見えてきました。
「あれが四国だ!」
翼よ! あれがパリの火だ。じゃないですが、少々そんなキザな言葉も出そうな自分に少々、イラッとしながら(大爆笑)景色を眺めます。第一印象は「思ったより平野が開けてる。意外と楽な旅になるかも。」と思いました。たしかに四国一周1000km、全体で見ると平地が多かったです。難所は4カ所ほどでした。1カ所目は、新居浜市から四国中央市の向かう天満峠、2カ所目は鳴門スカイライン、3カ所目は四万十町の七子峠、4カ所目は八幡浜市の県道八幡浜宇和線の峠越え。なんというか、コースにもよるのですがその4カ所の難易度が本当に高くて、それ以外はけっこう楽な旅って感じでした。なのでこの第一印象は当たっていたかもしれません。この難所については、これからの書き込みで触れていきますが今回、コンパクトクランクと11-32Tで来て本当に良かったと思いました。エアロロードで来ていたら辛い旅になっていました。
フェリーは、岸壁に近づくにつれ減速していきます。そして、いつのまにかフェリーの船尾には船員の方が集まってきました。いよいよ、入港のようです。今まで船の入港って漁船とか渡し船、護衛艦ぐらいしかみたことがなく、これだけ大きなフェリーの入港を見るのは初めてです。けっこう、デッキは寒いのですが興味津々で見守ることにしました。ということで次回は入港の模様をかき込みます。
(四国上陸編 おれんじえひめ 入港)につづく
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