本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
朝ご飯を頂いて、お遍路さんとも少しお話しして名刺交換をしたのち民宿をあとにしday5のスタートです。タイヤの空気を携帯ポンプで補充して走り出そうとしたときに事件が起きます。バルブエクステンダーが根元から折れました。携帯ポンプだと余分な力がかかるので、根元から折れたのです。携帯ポンプでの空気補充は、事前テストしてなかったので盲点でした。おまけにバルブエクステンダーの部品の一部がチューブのネジ部分に残ってしまいました。つまり、普通の空気入れでも空気が入れられない状態。空気を補充するにはチューブを取り替えるか、バルブエクステンダーの部品を除くしかありません。少し考えて、今ある空気でも走れるのでとにかく出発することにしました。限界まで来たら、チューブを取り替えてCO2で補充すればいいわけですし。こういうトラブル、旅先では思い出になりますが出来ればノートラブルで過ごしたいものです。
day4とは打って変わっての快晴。暑くなりそうな天気です。day5の走行距離は約150kmぐらいを想定していますが、この日もけっこうハードでした。とかく、横風がひどくて大変な日になりますが詳しくはこの後のブログで触れていきますが、思い出に残る高知県でのライドとなりました。高知県には学生時代の友人がいますが、一言で言うと良いやつでした。元気かなぁ。
出発したのが8:30頃で祝日でしたので、道路は混むかな?と思いましたが車は本当に少なかったです。瀬戸内側の都市部の混み具合に比べたらこの差。ロードバイク旅には快適ですが、少し不安になります。交通量と反比例して増えてきたのが、お遍路さんへの応援の施設とか看板などでした。徳島市を南下したあたりから、増え始め高知県はとにかく多かったです。そのお遍路さんへのご接待の中で一番驚いたのは、果樹のご接待でした。道路沿いの歩道に果樹が植えられていて「お遍路さん、ご自由にお召し上がりください。」って書いてあるのです。これには驚きました。
先ほどの写真のお遍路道を教える看板などに助けられながら、山中を抜けるぐねぐね道の県道を走ります。車同士だとすれ違いはちょっと大変な道とも言えますが、自動車は平行している高速道路を通るのか地元の方の軽トラぐらいしか見かけませんでした。山中で木が生い茂っていたので良い木陰道です。山中の道を走り抜けると、眼下に海が広がります。こういう景色の変化、楽しいですよね。きっと、古代や中世の人達も楽しんでいたのだと思います。
海沿いを走っていると、モーターバイクの人が降車して海の方へ降りていくのが見えました。 おトイレ? と思いましたがよく見ると観光名所のようです。なにやら、遊歩道みたいな感じで海の近くまで降りられるようですが、けっこうな高さと距離がありました。SPDシューズとは言えこれは、無理です。荷物になるけどスニーカー持ってくれば良かったと今回の旅では、何度か感じました。スピードは落ちるけど、ビンディングペダルを諦めてスニーカーで旅をするのはありですよね。さて、そのモーターバイクの人が降りていった観光名所ですが、えびす洞と言うそうです。調べると標高52mの岩山の内部が波濤で浸蝕洞となっているとのこと。道路上から遠く眺めるだけに留めましたが、ここも訪れてみたいところですね。
少々、日差しの強さに不満を抱きながら先へ進みますが、昨日は雨で日差しがなくて・・。人間って勝手だなぁって苦笑しながら走り続けます。今回の旅、時間はたっぷりですし走っているときはいろいろな事を考えたり、ヒマすぎるときは歌を歌ったり、一人しりとりをしたりけっこう、怪しげな雰囲気でした。あ・だから職質されたのか? (^_^;)\(・_・) オイオイ しばらく走ると、ホテル白い燈台が見えてきました。予定ではここに宿泊する予定でしたが、予約が埋まったんですよね。また、次の機会に。このあたりから少しづつ、人家が増えてきました。美波町役場付近のようです。ちょうど、奉仕作業の関係か地元の方が掃除をされていました。
(サイクリング四国一周編 day5 現代の芭蕉に遭遇)につづく
koumuin43.hatenablog.com