本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
お遍路さんと別れて、しばらく進むとお遍路さんの休憩所を見つけました。瀬戸内側の都市部を離れるとこういう場所が増えてきました。宿泊施設も少なく、人家もまばらな地域も多いので助かるのではないでしょうか? ちょうど雨も強くなったので私も少し休ませてもらうことにしました。休んでいると、先ほどお遍路さんが追いついてきましたが横を通る車から声をかけられています。しばらく、話をしたあとお遍路さんは車に乗り込みます。身内の方かな?とその時はなにも思わなかったのですが、この旅を終えてから色々調べていると、「車でのお接待」というのがあるようです。いづれにしても、この先宿が少ないからどうするんだろう?と少し心配していたので良かったです。
お接待とは?
お遍路さんに、お茶や食事、宿を提供したりする四国特有の習俗。今回は、雨の中、歩いているお遍路さんを車に乗せて移動する、「車でのお接待」だったようです。
しばらく、休憩所で休みスマホで雨雲レーダーを確認しこの先雨が止まないことを確認し、諦めて先を進めることにしました。残り距離は5kmぐらいですが、時間の経過を長く感じます。本日の宿泊先は予定していたホテルが埋まってしまい急きょ、楽天トラベルで見つけた民宿なので下調べも不充分。ロードバイクをどの環境で駐車できるかも分かりません。最悪の場合は輪行袋かもしれません。こういう予想外のことも旅の思い出にはなるんでしょうね。しばらく走ると、本日の目的地、美波町へ入りました。それにしても、徳島市を離れてから人を本当に見かけません。雨の日ということもあるのでしょうが、所さんのダーツの旅、状態です。
シトシト降り続く雨の中、なにやら面白い看板を見つけました。アカテガニというカニについての看板です。どうやら、このあたりの道路をカニが横断するので自動車の運転の際に留意して欲しいという看板です。道路をカニが横断する? 南方へ行くとヤシガニが道路をウジャウジャ横断するのは、TVなどで見たことがありますがそんな感じなんだろうか?想像力が駆り立てられます。周りを見回しまたが、その時はアカテガニを見つけることは出来ませんでしたが、翌日(day5)の際に民宿前で見つけることが出来ました。動画を撮影するとき、背後に回ろうとするとクルッと身体を回転させて背後を見せないようにし、爪で威嚇してきます。「やんのか? コラ!」って感じですね。
少し走ると雨が強くなってきました。あと少しで民宿なのですが、雨宿りをすることにしました。適当なところはないか?と見回すと、JR四国の由岐駅が目に入ってきました。さっそく駆け込みます。駅舎はけっこう大きいのですが、人はだれもおらず。売店みたいなのはありましたが中には入らずで分からず。(ビショビショですし、入ると迷惑かな?と思ったんです。)なぜ、こんなに駅が大きい? ホームも大きい?と思ったらどうやら、海水浴シーズンには乗降客数が多かった駅のようです。その昔、レジャーが多様化する前は海水浴って家族連れで賑わいましたね。私も幼少の頃の海水浴の思い出はあります。
ただ、今は乗降客数も少ないようでダイヤもスカスカですし、一日の乗降客数も100人ちょっとのようです。しばらく、休んでいると踏切の音がしました。汽車が来たようです。せっかくなので動画撮影をしてみました。動画には風切り音が結構入っています。編集でなるべく切ったのですがご了承ください。それほど、この時間帯は天候が荒れていたのです。ところでJR四国って西日本みたいに車両の表記にモハとかキハって書いていないのですね。初めて知りました。
今日は、天気は最悪だったけど人との出会いもあったし、色々珍しいものも見られたので満足。そんな事を考えながら、民宿へ向かいますが少々、分かりづらい。地図アプリを見ながら道路から山へ向かう細道を走ります。そのうち、スマホの電波も切れてしまいましたが少し走ったところで民宿へ到着しました。このぐらいの時間帯になると、雨に濡れている関係で少々、寒くなってきました。さて、このブログ。遅遅としてなかなか、進みませんがそれだけ楽しい旅だったということですが次回は民宿でのお話し。今までホテルとネットカフェで宿泊していましたが民宿は初めて。それが大当たりだったんですよ。次回はそんなお話しです。
(サイクリング四国一周編 day4 阿波沖海戦、田井ノ浜海水浴場)につづく
koumuin43.hatenablog.com