本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
day４は、比較的ゆったりなので特に焦ることもなく道の駅を散策してました。この地域、阿南市はプロ野球選手の輩出が多いのか？縮小した手形が飾られていました。まだ、空き枠がありましたのでこれからも増えていくと良いですね。
少し時間的なゆとりもあったので、ロードバイクの点検もここで済ませました。ネジなどの緩みや装備関係の破損など。空気圧は少し低下気味なので残り日数を考えると、どこかで補給の必要は感じていますがあと2日ほどはなんとかなりそうです。ただ、チェーンの汚れが結構目立っていたので所持していたウェスで拭き取り注油します。今回、チェーンルブをウェットタイプを使っていたので尚更、汚れを誘っているようです。でも、雨などの走行も想定するとドライはちょっと使いづらいですね。
ロードバイクのメンテを終わらせて、出発。那珂川を渡り、良いペースで走りますがサイコンを見たらルートから外れてました。今回の旅、何度かそういうことがありました。面倒でも自転車用のナビを起動させるとか、そういう機能を持ったサイコンを買っておく必要はあるかもしれません。ただ、幸いにも数百メートルのロスなので大事には至らずルートに戻りました。そして、次第に阿南市の中心部から離れて少し寂しい地域に入ったあたりで何やら不思議な建物を見つけました。
「なんだ！ この建物は？」
廃墟にしては危険な感じがしませんし、周りに車が止まっています。よく見ると、街灯のような照明まで点灯しています。これは廃墟じゃなくて、雰囲気を出すために作った建物と気付くのにそれほど時間はかかりませんでした。そのうち、建物の奥から車が出てきます。人の出入りがあるってことは、この建物は生きてる（利用されている）。Googleマップから検索をしてみると、これは喫茶店のようでした。内装もきっとこだわっているに違いないと興味をそそられるのですが、身体も雨で濡れていますし来店すると迷惑だろうな。と考えて来店はしませんでした。今回の旅、時間的な問題や天候の問題で行きたいスポットを結構諦めています。この四国一周サイクリングのブログ記事、この調子だと書き終わるまでまだ時間がかかりそうですし車で追加取材をしようかと思っていますのでその時にフォローできるかもしれませんね。
ここを過ぎたあたりから、途端に車の交通量が減りました。というよりも人を見かけなくなりました。所さんのダーツの旅、状態です。そして、雨が本格的に降り始めます。朝方、お天気アプリでみた時間70mmの雨量がいよいよ来るのか？ と身構えました。ただ、最新の予報をみるとその70mmの表示は消えていて胸をなで下ろしました。後日、気象庁のＨＰで雨量を確認しても3mm弱でしたので良い方向に予報が外れたようです。といっても、雨は体力を奪うわけです。途中、停車して撥水加工したピステを着用しますがday２でたっぷり、雨を浴びたピステはもはや撥水加工は怪しくなっていて少しづつ水がしみこんでいくような感じでした。ブレーキは雨で効きが悪いですし、道はときおり下りがありますしペースが上がらないまま走り続けます。それにしても、人を本当に見かけなくなりました。気付いたら道路の両方には木が生い茂るという感じの道を走っていました。この感じ・・・どこかで感じたような・・。よく考えると、ジブリアニメのとなりのトトロでバス停で傘を差して待つシーンがありますが、まさにあれの雰囲気です。ちなみにとなりのトトロのモデルとなった地域は、ここではありません。
途中、トンネルを抜けたあたりでお遍路さんに遭遇しました。雨の中、カッパを着てお一人で歩いておられました。無言で通り抜けるのもなんですし、私も少し寂しかったので「雨でブレーキきかないので、ペースが上がりませんわ（笑）。」と声をかけてお遍路さんも「それは大変。気をつけて走ってね！」と、「ありがとうございます。ボチボチ行きます。そちらもお気をつけて。」と短いやりとりをしました。この先、民宿とか少ないのですが、あのお遍路さんこのあと、どこに泊まるんだろう？と少し心配になりましたが根掘り葉掘り聞くのも野暮ですのでそこは好奇心を抑えました。
（サイクリング四国一周編 ｄａｙ４ アカテガニとＪＲ由岐駅）につづく
koumuin43.hatenablog.com
