公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

相続税対策の土地売買 その6(不動産所有のリスク)

 公務員を退職し、暇に任せて我が家の相続税対策はどうなっているのか? 調べたら対策がゼロだったのが以前までのお話し。さて、ここから対策をしていくのか?


 今までの経緯は、こちらをご覧ください。

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その5の書き込みで

仮にここで価格にこだわって売却を行わなかった場合も想定しました。その場合、いつまでも売れ残る。固定資産税はかかり続ける。除草などの費用もかかる。そういうことを考えると、多少の値引きは呑んで売却する方が得策と考えました。

と私は書きました。これには私なりの計算もありました。今後土地は、どうなるのでしょう? 東京等の大都会なら土地の流動性は今後も担保されると思います。ただ、地方の小都市では今後は土地はどんどん売れなくなると思います。つまり、利用する予定の無い土地を持つことはリスクになり得ます。そういう点で売れるのであれば、多少価格面が不利であっても売るべきだと考えました。そして、幸いにも私は、それなりのリターンを株等の運用で実績を持っています。土地を現金化しそれを運用資金として追加する方が得策と考えたのです。ただし、今までよりはリスクを抑えた運用にするべきですが。

売却際しての土地家屋調査士司法書士の費用は先方の負担という条件をつけましたが本件土地は、造成業者が無事買い取ってくれることになりました。一番の不良債権化する恐れのあった土地が売れて、胸をなで下ろしたのは言うまでもありません。

ここまで私の書き込みを読んで、皆さんは不動産を持つことをどうお考えになりましたか? 私はこれからの日本で不動産を持つことは、大変なリスクだと考えています。政令指定都市クラスであれば、リスクは皆無でしょうがそれ未満の都市であれば、人口がこれから減っていく日本では金食い虫を抱えることになると思います。

実際、我が家では不動産があるがために
・固定資産税、都市計画税の支払い
・日頃の草刈り
自治会の負担金(住居以外での土地でも聴取される場合があります)
が負担となっています。特に日頃の草刈り、これは意外と負担になります。安価と言われているシルバー人材センターに依頼していますが、それでも一カ所あたり数万円かかるのが実情です。来年から自分で刈ることを検討しています。


まずは不要な不動産を持つと言うこと、それはこれからはあり得ないことだと思っています。では、自宅を持つと言うことはどうなんでしょうか? これについても考えてみました。持ち家を持つこと、それは昭和世代の私にとってはある意味でステータスだったことは、否定しません。しかし、時代は「所有から利用へ」と変わってきています。車も保有するのではなく、必要なときに借りる。そんな利用形態が増えてきました。不動産も保有するのではなく、必要なときに必要なものを借りるのが時代に合ってきていると感じています。

なぜ、借りた方が良いのか? 持ち家はだめなのか?

次回は、私の経験から導き出した結論をお話ししたいと思います。


(その7へ続く)