公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

【第5回】相続を甘く見てはいけない

 今までの経緯は、こちらをご覧ください。

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※いつも、ブログをご覧頂きありがとうございます。相続は、親族が亡くなってから発生するものです。しかし、親族を亡くした喪失感の中、相続をするのは大変だと思います。将来的に発生するそういう事態を避けるために、私は市役所を辞めて時間が作れたことから、相続の事前準備をすることにしました。今後のブログのネタバレになりますが、相続の事前準備をしていなかったら、我が家は相続税が支払えずに相続放棄や銀行からの借り入れをすることになっていたかもしれません。本ブログでは、可能な限り私の経験を書き込みしたいと思っています。皆さんの参考になれば幸いです。ご質問等あれば、可能な限りお答えしますのでコメントに書いていただけると幸いです。



税理士さんに紹介されたのは、県庁の出先機関林業を統括する部署。こちらに山林の航空写真と公図を当て込んだ(重ね合わせた図面)があるそうです。さっそく、訪問し資料を依頼することにしました。なかなか、役所はこういった図面を出してくれませんが今回は快く提供してもらえました。

役所がこういった図面を提供したがらない理由としては、私も現役公務員の時に土地境界(道路と民地)の立ち会いをしていた時に経験があるのですが、提供した図面が一人歩きすることがあるのです。どういうことかというと、図面に「この図面は航空写真に公図を当て込んだモノで大体の位置関係を理解するためのモノです。」と書いてあるとします。つまり、細かい境界までは示せていないのです。しかし、人間は勝手なモノで自分に都合の良いように理解する習性があるようで、この一文を失念してしまい「役所が作った書類だから、正しい。これに基づいて境界は確定すべき。」と主張する人がまれにいます。



以上のことから、提供を渋ることがあります。今回は、使用の用途を明確にし定められた申請書を提出することで、1週間ほどで航空写真とどのような木が生えているかの書類を提供してもらえました。役所が作成した資料は、本当に宝の山のような資料も多く存在します。ですので、最近は情報公開に限らずオープンデーターライブラリと銘打って、民間に提供する動きもあるようです。しかし、くれぐれも利用するときは独りよがりの都合の良い解釈は、避けたいモノです。

オープンデーターライブラリの一例
www.pref.fukui.lg.jp


これで必要な資料はそろいました。さっそく、税理士さんに届けます。そして、いよいよ相続税の試算が出来上がります。

(第6回へ続く)