役所を早期退職して、民間企業へ転職。しかし、端的に言って務まらず1年で離職。その間に相続税対策も軌道に乗り、株式投資等の資産運用も20年近い実績で自分なりのスタイルを構築できており良好。そんな最近の私の現状ですが、それに伴い、心境の変化も生じてきました。以前は、再就職しなくちゃ! このままじゃ、俺はダメ人間じゃんという焦りがありました。しかし、最近は・・。
・再就職したって、この年齢(46歳)じゃどうせモノにはならない。再就職は、無理だし諦めよう。
・築いた資産を使って、そこそこ楽しく暮らせれば良いんじゃないか?
・資産運用の目標利回りは、年利4~6%としていたが今の資産規模なら年利2%まで下げても良いのでは?
・人生の目標が仕事だった時代を終えて、もっと別の目標に切り替えよう。たとえ、それば自己満足でも良いじゃないか?
再就職は、正直言って絶望的だと思っています。募集要項に年齢制限のない求人は、たまにありますが実際は、見えない制限がしかれていたり再就職出来たとしてもこの歳で新しいことを覚えるのは、至難の業です。最近、厚生労働省の事業で就職氷河期への就職支援も始まりましたが、雇う方にもリスクが大きく雇われる側も本当に馴染めるのか?という感じだと思います。厚生労働省の担当の方には、申し訳ないですが10年遅かった支援事業だと思います。 そういえば、先日「京王線刺傷事件」が起きました。事件の背景は、色々な方が解説されていますが、これから就職氷河期世代がどうにもならなくなった場合、数%はそういうテロを起こすのではないかとおもっています。正直言うと、今回の京王線刺傷事件の犯人の気持ちはすこし理解出来ます。ただ、テロ行為をするのって、すごいリソースを消費するし大変だと思うのでその点は、別の方向に向けたほうが絶対に成功すると思うんですよね。
築いた資産を使って、そこそこ楽しく暮らせれば良いんじゃないか? は、再就職も無理。でも、それなりにお金があれば当然、たどり着く結論です。ここで私が再就職したって、高給にはほど遠いですし。イヤな上司にも頭を下げて云々ですから。であれば、資産運用は続けながらそれなりに楽しく暮らそうと言うことです。学生時代、お金はなかったけどそれなりに楽しく過ごせていたと思います。あれをもう一度、やるようなイメージかと思います。
資産運用の目標利回りは、運用規模が大きくなれば、当然下げていくことになります。先日、税理士とも今後の税対策の相談をしていて、雑談で「資産規模とか考えると攻める運用じゃ無くて、守る運用でリスクを下げていく方がいいかもしれませんね。」という話が出ました。たしかに私には相続者が居ませんし、そういうことを考えればその通りです。資産運用は楽しいモノかと言われれば、中長期投資、アセットアロケーションを主とする私の運用は、そんなに楽しいモノではありません。なので、日本株は遊び感覚のスイングトレードをすこしやってますw
目標利回りを下げれば、空いた時間を余暇に当てることも出来ますしね。場合によっては、アセットアロケーションでの運用を自分でやらずにアセットアロケーションを採用しているバランスファンドを買い、運用を丸投げするのもありかもしれません。
人生の目標が仕事だった時代。これは役所、民間時代含めてそうだったのだと思いますし、つい先日までもそうだったんでしょう。だからこそ、再就職を画策していたんだと思います。でも、上記のことを踏まえると、もうその時代は私にとっては終わったし、仮にその目標を設定しても現実との乖離で惨めになると感じたのです。そして、次の目標は仕事以外で設定することにしました。次の目標は、「実現出来なくても差し支えのないもの」「そして、目標達成のために経過が楽しいモノ」にすることにしました。そして、たどり着いたのが・・。
(その2へつづく)