公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

【第2回】「公務員を辞めて2ヶ月ちょっと」のまとめ  (43歳早期退職公務員)


市役所を早期退職して2ヶ月ちょっと。色々、心の揺れ動きや変化がありました。引き続き、振り返ってみたいと思います。

前回のかきこみはこちら↓

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退職した翌日からは、今までになくメンタルがボロボロ。

眠りが浅くよく夢を見て職場の人が出てくるんです。職場への未練が明らかにあったのだと思います。起床した後は心の中を「これからの生活の不安感」が占領し、3日ほどまともに食事もとれませんでした。考えることと言えば、「辞表を出すんじゃなかった、自分の傲慢さに腹が立つ。悔しい、無念。事務所内が懐かしい。職場のみんなと話したい。何気ない日常が懐かしい、これから生きていけるだろうか? 再就職とかできるだろうか? 不安。こんなに辛いのなら死んだ方がマシかも、でも死ぬのは怖い。」という、ネガティブなことを考えます。完全に病んでました。

でも、私ってやっぱりトレードが好きなんですね。株とか外為取引をしている時間帯は、元気でした。もし、私に投資というスタイルがなかったらドンドン病んでいって、最悪のシナリオになっていたかもしれません。

そして、自分でも不思議なんですがお金のことは、どんなにメンタルがボロボロでも処理を進めていくのです。たとえば、住宅ローン。退職金を使えば繰り上げ償還できるだろうし、ムダな利息は払わずに済みます。気分が優れないですが、そこはきちんと銀行に出向いて淡々と作業を進めていました。

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しかし、明らかにおかしいネガティブな考え、気持ちは継続します。自分でも「これはおかしい。医者に診てもらうべきだ。」と考えはじめます。そして、心療内科の門をたたいた結果・・。

医者の診断は、「昔風にいうと、荷下ろし鬱病」。
と言われました。退職者に多いようで、ご多分に漏れず私も浸食されたようです。臨床心理士もカウンセリングの中で触れましたが、「定年退職と違い、不自然な形での退職。本人の中では不服な退職。」だったから、症状がなおさら強いのだと思います。

職員の補充について、4年前から上司には打診してましたからね。でも、叶えられず最終的に限界を超えて、私が早期退職したわけです。たしかに納得した退職ではありません。




退職後に考えた色々なことについては、こちらにまとめてあります。
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しかし、退職したことについては医師もカウンセラーもそういう環境であれば、退職するのが定石という判断でした。ただ、医師は事前に相談してもらえれば別の道も示せたかもしれない。とも言ってました。ここは、私の悪い癖で人にあまり相談せずに物事を決めて、突っ走るんです。

(その3へ続く)