本記事は、2022年10月に挑戦した「四国一周1000kmロードバイクの旅」の記事です。記事のボリュームが膨大になることが予測されるため、下記にポータルページをご用意しました。初めての方は、下記のポータルページから読まれることを強く推奨いたします。
コンビニで回復させてライド再開です。高知市内は、都会ではありますがロードバイクには走りやすい環境でしたので特にストレスなく走り、青矢印に沿ってライドを続けます。その都会の雰囲気からガラリと落ち着いた空間に入りました。そこは旧山内家（土佐藩主）の下屋敷の展示などがされている区域です。近くには高級料亭らしきものもあり、玄関には人が立ってました。こういう料亭には、私は縁は無いのですがきっと美味しい料理とか出るんだろうなぁ。そして、鏡川という河川を越えて市内中心部から離れていきます。高知市は路面電車が走っているので、どうも福井市内と雰囲気が似ています。人口は高知市が32万人弱、福井市は26万人弱ですが人口密度は高知市の方が２倍強です。人口では多いのですがコンパクトにまとまっているような印象を感じるのは、そういうことなのかもしれません。と言うことなので市街地を離れると急に寂しくなり都市間道路が現れました。
都市間道路を走りしばらくすると、視界にピンク色のド派手なテントと高知競馬場の入り口が見えてきました。私自身は、投資をする以上はバクチはしないという主義なのでパチンコをはじめ競馬もしないのですが、なにやらワクワクする雰囲気です。普通日だったからか人は疎らでしたが開催日は勝負師達の歓声やため息がこだまするんでしょうね。競馬場を横目に見つつ走り続けると海が見えてきました。目の前に見える道路は、黒潮ラインというそうです。ここで左折すれば空港に戻り、右折すれば須崎市です。旅を続けるには右折、当然右折ですが右折した途端に向かい風がやってきました。この時点で時間は１４時頃、残り距離は５０kmなのでゆったりと走れそうですが、向かい風には少し不安が残ります。おまけにday6で疲労がたまっているので２０ｋｍ／ｈ程度の低速での巡航です。しかし、黒潮ラインというこの道路、道幅も充分にあり歩道も整備されていてなによりも左手には太平洋が広がってますから、贅沢な時間を過ごせます。しばらく走ると、ウミガメをモチーフにした壁画が見えてきました。しかし、防壁に書いてあるのかと思ったら、これ立体なんです。すごい！ 思わず停車して写真を数枚撮りしばらく眺めていました。
高知は、食べ物は美味しいし、特に鰹のタタキが最高なんですがそれに加えてウミガメもみることが出来るんだ！って高知の魅力を再確認したのですがそれだけではありませんでした、この後少し進むと今度は鯨のオブジェが姿を現しました。場所は宇佐しおかぜ公園ですが、いつの間にか高知市から土佐市に入ってました。どうやら、過去にはクジラ漁をしていたのですが最近はホエールウォッチングが出来るみたいですね。事前に情報があったら、宇佐で宿泊して予定に入れておいたのですが今回は残念。ちなみに調べるとシーズンがあるようで年中ではないようです。鯨のオブジェの横にはジョン万次郎の船出の碑がありました。この港から漕ぎだして、遭難したそうです。現代からみれば小さな港ですが、波なども静かな良港という印象を受けました。ちなみに後日、通りかかった土佐清水市にはジョン万次郎資料館というものもあるようです。
高知の偉人としては、岩崎弥太郎、坂本龍馬、中岡慎太郎が有名ですがジョン万次郎まで高知出身だったとは知らなかったです。ためしにググってみたら、偉人はこれだけじゃなくて板垣退助、牧野富太郎も高知県出身なんですね。すごいじゃないか！ 高知県。そんなことをボンヤリ考えていたためか、疲労が蓄積したのか分かりませんがこのあたり進む道を間違えました。幸い、気付くのが早かったので数百メートルのロスで済みましたが危なかった。今回、何回か道を間違えたのですがその都度、スマホをサイクルジャージの後ろから出して確認するという作業を行いましたが、不便でした。マウントとかを取り付けてロードバイクにスマホを取り付ける方法を考えなければなりませんね。しばらく走ると高知海洋高等学校が見えてきました。
（サイクリング四国一周編 ｄａｙ６ ロードバイクも人間も疲労こんぱい）につづく
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