昨年、鈴鹿エンデューロで落車を演じてしまい、人馬両方にダメージを食らいました。それをきっかけにロードバイクを降りようかとも思ったのですが、ここで降りるのもシャクと感じて今シーズンも乗ることになり、初戦のおかやまエンデューロは少し抑え気味に走り完走。そして、いつもの練習コースで開催される美山ロードに今回参戦してきました。前回まではレース前半戦のお話。今回はいよいよ後半戦、そしてゴールです。
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そつなく、コーナリングをこなし最終コーナーに入ったあたりで、コース監視の方が旗を振っているのが目に入りそして、コース内側での落車も目に入りました。とりあえず、立ち上がっているので大けがではなさそうですが、コース外側には停車している参加者もいました。チェーンを確認しているので直ぐに走れるような状態ではなさそう。こちらのブレーキは間に合わないし、お二人の間をすり抜けるしかありません。幸いにもライン上ではないので、少し減速して通り抜けます。この落車ですが、ゴール後に聞いた話では「パンッ」とバースト音がしたそうです。原因は分かりませんが整備上の問題であれば避けられたと思うので、落車された方は本当に気の毒だったと思います。
私もこのバーストと一瞬で空気が抜けた経験は、二回ほど経験があります。
1回目は、ダウンヒルでブレーキを使いすぎてリムが過熱。元々、へたっていたリムテープが柔らかくなりリム打ちパンクみたいな感じでチューブがパンク。3秒ほどで空気が抜けた。
2回目は、タイヤの小さなサイドの傷を知っていたものの、小さいので大丈夫とたかをくくっていたら次のライドでいきなりバースト。約1秒で空気が抜けた。
1回目は、リムテープをより強度の強いものに変えることとブレーキングを変えることで再発はなかったのですがこれもメンテ不足が遠因ともいえます。ただ、これはディスクブレーキにすれば避けられる事故です。リムブレーキ、ディスクブレーキ両方に乗っていますが個人的にはディスクブレーキの方がブレーキのコントロール幅がありますし、握力が小さい女性や子どもでも確実なブレーキングが出来るのでオススメしています。ただ、慣れればリムブレーキでも充分に使えますしなによりも輪行をする場合はリムブレーキの手軽さは魅力です。
2回目は、これは完全な確認不足です。本当に小さな傷だったのですが、数日で広がったみたいです。タイヤは決して安くはありませんが、落車してケガをするに比べれば安いと思いますし早い交換をするべきでした。こういう場合、小さな傷であればゴム系の接着剤を傷口にすり込んでその場を凌ぐという裏技もありますが、これはあくまでも緊急事態の場合のみだと思っています。
落車をすり抜けた後は、下り坂が続きます。練習では62km/hまで速度が出る区間です。先ほど私を抜かした中学生も見えますが、こちらの方が速度は速いようです。下り坂なので体重の違いかもしれませんね(笑)。捕まえることが出来ると考えて、下りではあまりペダリングはしない主義なんですがペダリングします。中学生もペダリングをしていますが、少しづつ追いつき抜かすことが出来ました。ログによると最高速度は61.52km/hに到達していました。実業団は70km/hで下るらしいです ((;゜д゜)ガクガクブルブル。この下り、マンホールなどもありますが日頃の練習コースなのである程度記憶しているので、そのラインを避けて一気に静原の交差点まで駆け下ります。
静原の交差点手前で減速。ブレーキを当てながら左へカーブ。それにしても私、相変わらずコーナリングが下手です。他の選手と同じラインを走れないです。これ、どうやれば良くなるのかな?少し外側に膨らみながらカーブをこなしたところでゴールまで残り約1kmになります。ここまで来たら、もう脚が攣らない限りは全開領域です。「見せてもらおうか。メタボなサイクリストの実力とやらを!(シャア風味)」ここからペダルを回しまくります。ケイデンス85を超えると、サイコンからアラートが鳴る設定にしてあるので途中2度ほどアラートが鳴り響きます。そこでギアを2枚づつ上げていきます。3人ほどの集団を一気に抜かして、泉の交差点へ進入。ここは、敢えて外側のラインを走りました。手前に数人見えましたし、その後内側のラインにはマンホールなどがあるからです。外側を走ることで減速を最小限に留めて、交差点を曲がりきりました。コーナリングが下手な私は、これが今のところは最適解と考えての措置でした。
残るは、500m弱。もう、サイコンを見ている余裕はありません。とにかく、がむしゃらにペダルを回すだけ。このあたりで心拍は180台に突入していました。九鬼ヶ坂の登りよりも高い心拍数で最終的には187まで到達しました。前に3人ほどの集団をさらに確認して、最後にこの方達をクリアすることを目標に走ります。右側から抜かしましたが、ついてくる様子はない? と思ったらお一人がついてきました。もしや、これは夢にまで来たゴールスプリントを経験できる?! ちょっとワクワクしてきました。でも、後ろからすごいプレッシャーで追っ掛けられわけでもうこのあたりの記憶、ほぼありません。「うわぁ・・来るぅぅ。」って「並ばれる!」と思ったのしか覚えていません。ゴールラインが見えた辺りでこれは、負けたと思ったのですがそこでその方、私の後方へ一旦入られました。「ここから再度、アタックを仕掛けられたら負ける。」と思ったのですが、そこからのアタックはありませんでした。あと100mゴールラインが長かったら負けていたかもしれません。最後は、ハンドルを念のため投げてゴールラインを切りました。
動画で見ると結構きわどかったことがよく分かります。ピンク/ネイビーのジャージが私です。
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ゴールして、私の一つ前を走っていて方と少しお話しして駐車場へ戻ります。昨年は、ゴール時点で脚がつって歩けなかったのですが今回はそういうこともなく、ある程度自分でコントロールできるようになっていたようです。肝心の順位ですが、中間から少し下って感じで昨年とほぼ変わりませんでしたが、進む老化を考えれば内容的には満足でした。
(その4へつづく)
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