公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

福井→出雲ロードバイク旅(その22)

 ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するためにまずは、福井→出雲区間のライドで予行練習をすることになりました。前回は最終日3日目、朝来市でドジョウを食べたかったこと、巨大アマチュア無線アンテナを見た話。今回は、最終目的地出雲市に入ります。



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一旦、国道9号を離れて県道247号線に入りましたがそれは最短ルートを走るための選択、最終的には国道9号線沿いを走ります。ところが国道9号線沿いは、とにかく車の量が多い、車道の幅員も狭くロードバイクの横を自動車がビュンビュン通ります。自転車と自動車が共存するには、ちょっと厳しい。一旦、車道から歩道へ逃げますがこれに伴い巡航速度は一気に落ちます。歩道に上がればパンクの可能性も格段に上がりますが、事故るよりはマシですしストレスを抱えながら走ります。この国道9号線の歩道ですが、多くの部分に側溝蓋が掛かっています。側溝蓋は道路に対して、平行に設置されているので段差は歩道のラインに対して平行です。これってロードバイクにとっては落車の原因になりかねないシチュエーションです。道路管理者もそれは意識しているのか、特に危険と思われる箇所には段差解消のためにシール上のモノを貼り付けてあり、安全対策が取られていました。ただ、走るに当たっては走行ラインに注意が必要だと思います。


手持ちのジェルと自動販売機で補給。


さすがに最終日となると、緊張感も緩んでくるようで休憩の回数も増えて来ました。平均速度もドンドン落ちていきますが、泣いても笑っても最終日。「がんばれ! がんばれ!」とつぶやきながら走ります。そしてこのあたりから見覚えのある景色が目に映ります。自動車で何度か出雲を訪問したときに、立ち寄った量販店や交差点です。「自動車だとここから出雲市まで数十分なんだよなぁ。」って思わず口から出た弱音。今回の旅行、四国一周1000kmロードバイクの旅のパイロット版なんだけどこんな、弱気で大丈夫かな。そんなことを思いながら、玉造温泉へ到着です。途中、交差点で止まっていたら小学生ぐらいの子どもから「こんにちわ!」って声をかけられました。こちらも思わず「こんにちわ!」って返しましたが、私も結婚していたらこのぐらいの子どもがいるんだろうなぁってふと思いました。独身であるという選択をしたのは、私自身ですが時折その選択が正しかったのか?揺らぐことはありますね。

玉造温泉オブジェ。県道194号線沿いです。


子どもの声に励まされた気がして、ペダルを踏む足に力を込めて西進します。途中で出雲空港の案内看板が見えて、確実に出雲市に近づいていることが分かります。本日の宿泊先はJR出雲市駅近くのホテルアルファワン出雲です。こちらは公式HPで輪行袋に入れてのロードバイクの部屋持ち込みをアナウンスしているので、ロードバイク乗りにはありがたいホテルです。併設する居酒屋の「山陰酒場 丸善水産」は私のお気に入り。「そうだ! 今晩はたっぷり食べよう!」とゴール後の美食を思い浮かべましたが、実はこのあと残念なことが起きます(意味深)。 しばらく走り道の駅 湯の川が見えてきました。ここで最後の休憩に入ります。


地図で見ると出雲市駅まではあと少し

休憩に入った時間が17時前。道の駅は閉店直前でしたが、何やら軽トラが数台並んでいるのが見えました。近づいて見ると、ホースのようなモノを軽トラの荷台に載せた農業用タンクに入れています。「なんぞ?」と思って聞いてみると、温泉水を入れているとのことでした。ここには温泉の自動販売機があるんです。お話を聞いた方によると、一般の浴槽は140~150m㍑の容量があるのでそれに合わせてタンクと購入量を決めているとのこと。自宅で温泉ってなんて贅沢な生活。うらやましい。


温泉の自動販売機。100㍑につき100円の価格設定でした。


最後の休憩を終えて、今回の旅も終盤。あと13.0kmです。








(その23へ続く)
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