公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

役所と民間の仕事への取り組み方の違い その4 (43歳早期退職公務員→民間→アーリーリタイア)

20数年つとめた、地方公務員を退職して3ヶ月を経た頃に再就職し、某商事会社の子会社に再就職しました。しかし、私の思惑と会社の思惑に乖離が生じメンタル不調の予兆が見え始めたため、9月で退職しました。民間企業の勤務は1年で終わりましたが、とても貴重な経験をしました。

今回は、前回に引き続き、その仕事のやり方の違いにも唖然として点について触れます。


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コンプライアンスへの認識
役所時代:役所は当然、コンプライアンス重視だというのが世間の認識だと思いますが、実はコンプライアンスが緩かったりします。特に労働関係は、ユルユルだったりします。残業手当が支払われていないこともザラにあります。

なぜ、そういうことが起きるのか? 「☆仕事上必要な物品の調達」でも触れましたが、役所は厳格な予算で動いています。予算というのは、市民の代表である議員が承認したものでコレは絶対です。つまり、残業手当が足りなくても予算額以上は支出できないのです。正確には流用などの手法ありますが、それにも限界があります。そして、それをお金を統括する部署は病的に嫌がります。結果、労働関係のコンプライアンスはユルユルになります。

民間時代:会社にもよるとは思いますが、親会社の意向でコンプライアンスにはうるさかったです。具体例としては

交通違反をすると会社へ届け出。社内LANでさらし者にされる。
・資格がない機械は操作してはいけない。
サービス残業禁止
・暴言、暴力禁止

がありました。このあたりの意識は、役所より民間の方が高かったかもしれません。ただし、資格がない機械の操作禁止ですが、これは徹底はされていませんでした。







以上、私が役所と民間の違いを明確に感じたことをまとめてみました。当然ながら、個々の役所、個々の会社によっても違いはあるでしょうが参考になれば幸いです。

そして、民間、役所と両方に努めて感じたのは決して「官が優れている」「民が優れている」という安易な結論にはつながらないということでした。一番大事なのは、自分が楽しめる仕事をすることではないでしょうか?


(おしまい)