ざっくりいうと
・経済界が終身雇用への拒否感を明らかにした。
・公務員への影響は?
・週休2日制は役所が普及を進めた
・大企業が実施後、役所が率先して進めないか?
・労働組合は、なにもできない。
・公務員という仕事の未来を見越して職を選んでください。
経団連の中西宏明会長やトヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用は無理ゲー」と相次いで発言した。日本を代表する会社から終身雇用が崩れる可能性がでてきた。
私見ですが、公務員への影響を考えてみると、おそらく40代の職員は逃げ切れると思います。ただ、30代以下の職員は逃げ切れない可能性があると思います。
よく考えれば、週休2日制も役所が錦の御旗を振って普及させた。大手企業が動いて、政府としてそれを後押しする流れになれば、公務員の終身雇用も崩れると思います。ただ、表だっては崩れずに俗に言う肩たたき的な雰囲気、退職金割り増しで雰囲気の醸成が作られいずれ、定着するのだと思っています。世間は、公務員に冷たいですからたぶん支持するでしょう。
「そんなことはさせない!」 「我々には職員組合(労働組合)がある! 団結用意!」 というおめでたい方、私に経験を聞いてください。いざとなると、職員組合(労働組合)はなにもしてくれませんよ。私が身をもって体験しました。
災害も増えてきています。災害後の復旧や発災時の対応、本当に大変です。給与水準も下がってきています。一部の自治体を除けば、地方自治体は全般的に財政が厳しいです。そんなことを考えると、公務員を続けることがベターなのか? と思います。もちろん、公務員という仕事を選ぶことも含めてです。
お子さんを公務員にしようとする親御さん、一度考えてみてください。数十年先のご子息、お嬢様の将来を見越して考えたとき、公務員という仕事は適切でしょうか? 使命感だけではこなせない仕事もあるんです。