公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

福井→出雲ロードバイク旅(番外編、輪行で行く、山陰本線その6)

 このシリーズ、久しぶりの更新です。1年近く開いた?

ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するために、福井→出雲区間のライドで予行練習をしました。色々ありましたが無事に到着。その模様を本ブログでは複数回に分けて紹介しました。その後、番外編として到着後の出雲での観光について触れています。前回は余部鉄橋を越えました。今回は城崎温泉駅を経て、福井まで帰ります。


以前の書き込みはこちらからどうぞ↓
koumuin43.hatenablog.com

餘部駅を抜けて2駅進むと、以前ロードバイクで走ったことのある区間に差し掛かります。JR西日本佐津駅です。このあたりも蟹が有名なようで、駅舎の中に蟹のオブジェのようなモノが掲げられていましたが、日頃は人の往き来も少なく無人駅でした。城崎温泉駅から少し離れただけなんですが、閑散としていましたね。ただ、最近はインバウンドとかで観光客が増えたりしているのかな? 語学の問題はあるとは思うのですが日本人が貧乏になりつつある昨今、地域の観光にはそういう活路しかないのでは?そんなことも考えました。

  
佐津駅(2020年撮影)
 
過去には賑わった名残を残す線路。(2020年撮影)

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(2020年撮影)



4年ほどこのコースもロードバイクで走っていないので、近いうちに走りたいな。今度は宿泊も組み込んで夜は民宿で美味しい料理も食べて、なんて考えながら車窓を眺めているうちに城崎温泉駅に到着です。ここで特急はまかぜ4号から特急きのさきに乗り換えて綾部へ向かいます。綾部まで戻ればそこからロードバイクで走れば数時間で自宅に帰れますが、さすがに疲労困憊なのでそんな元気は湧きません。ただ、この旅もようやく先が見えてきました。ロードバイクで数日かけた旅が鉄道だとこんなに早く終わるなんて、近代の交通の素晴らしさを再認識です。この城崎温泉駅ですが、城崎温泉にはロードバイクにハマった温泉宿の旦那衆がいらしてロングライドイベントを企画していると聞いたことがあります。

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特急はまかぜ4号とはここでお別れ


20分ちょっとの乗り換えで特急きのさきに乗り換えです。適度な乗り換え時間ですね。特急きのさきは、モハ287でした。ここまで汽車でしたがここからは電車になります。あのガラガラ音のエンジンからインバーターのモーター音に変わります。それにしても、久しぶりの汽車のエンジン音は素晴らしかった。さて、特急きのさきに乗り込みますがここでも1車両まるごと貸切状態でした。普通日はサイコーって言いたいところですが、新幹線ですと普通日はビジネス客の需要があってけっこう混んでいるのですが山陰本線は、普通日はこんな状態が常態化しているのでしょうか? 採算ラインが心配になりますがここは、貸切状態を楽しみます。定刻になり、出発。途中、八鹿駅も通過します。day1で宿泊したHOTEL IKUEの近くも通過し、往路で通った国道なども車窓に広がります。そして、しばらくすると和田山駅に到着します。


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特急きのさき。こちらも全車指定席のようです。


この和田山駅ですが、私には思い出があって大学生の頃に広島市阪神淡路大震災に遭遇するのですがその後、新幹線が運休してしまい帰省が危ぶまれたことがありました。その際、新幹線の代替え路線として在来線が使われました。たしか姫路で新幹線を降りて在来線だったと思います。姫路駅で新幹線を降りたあたりで、駅員さんが大声で「もうすぐ列車が発車します。」って叫んでいて、ダイヤもけっこう厳しかったように思います。そして、この和田山駅に在来線で乗り付けるのですがここで一旦、停車したのを覚えています。在来線の車内は、ギュウギュウ詰め。乗車客はイライラを抑えながら譲り合わせて乗っていましたので、和田山駅で停車した時は、多くの乗客がホームに出てホッとしていました。その景色は、大東亜戦争後の闇市列車とか発展途上国の鉄道を彷彿させる景色で当時学生だった私は、現代の日本でもこういうことが起きるのか?と驚いた覚えがあります。ホームに特急きのさきが入線したとき、当時の記憶をたどってみましたがさすがに数十年経っていますので鮮明には思い出せませんでした。



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その和田山駅ですが、明治時代に作られた煉瓦建造物(機関庫)が有名です。車窓からも見ることが出来ました。見られることを意識してか、除草も完ぺきにされており写真映えする景色になりました。素晴らしい。こちらは今回は、車窓から眺めるだけだったので近いうちにロードバイクで訪問したいですね。自宅から走ってきて帰りは輪行で帰れば、日帰りは可能かもしれませんし今後のライドプランに加えたいです。和田山を通り過ぎて福知山駅へ到着。すると時間は、学生の下校開始時間になっており電車の車内に、高校生が乗車してきます。ただ、田舎の鉄道ですのでそれほど輪行で迷惑をかける様子も無くホッとします。福知山駅を過ぎてしばらくすると、綾部駅。前述したようにここからロードバイクで帰るというプランもあるのですが、今回は福井の最寄り駅まで電車で帰ります。

 
和田山駅の旧・和田山機関庫。

綾部駅舞鶴線に乗り換えます。ここまでくればもう一息で帰宅です。そして、東舞鶴駅に到着。いつもメンテナンスなどでお世話になっているショップの最寄り駅になります。ここで小浜線に乗り換え、ワンマン電車です。輪行袋を抱えてどこに陣取ろうか?とウロウロしていたら、ワンマン電車の料金口あたりから電車の後方に移動するように運転手さんに促されました。そちらの方が人の往き来が少なく、空いていますし輪行袋を車内の壁面に持たれる形で置くことが出来るんですね。なるほど!って思いました。そして、予定通り自宅の最寄り駅へ到着。輪行袋からロードバイクを出して自宅へ帰ります。数日ですが懐かしい景色ですね。この数日後、ちょっとしたアクシデントが起きるとはその時は思いも寄らなかったのですが・・・。

鉄道の旅での帰宅は無事終わったのだが。。


帰宅して数日後、SUさんとライドに出かけたときそのアクシデントが起きました。ほんの数キロ走ったところでパンク。それもサイドカットのパンクだったのですが今、切ったのではなく少しづつ切り傷が広がった感じでした。そういえば、島根県に入ったあたりで少しタイヤに違和感を感じていたのですがどうやらこれだったようです。危なかった。今回の自転車旅中に起きてもおかしくないトラブルでした。大国主命出雲大社主祭神)が守ってくださったのか? それはともかく、運が良かったです。今回の福井→出雲ロードバイク旅の記録はここまでです。読んでいただいてありがとうございました。

  
左:サイドカット状況 中:ブートカット部材で修理 右:修理後



(おしまい)