公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

北陸トンネル火災事故慰霊碑

私は、北陸に住んでいる関係上、JR西日本北陸本線の北陸トンネルをよく通ります。このトンネルは、福井県敦賀市と同県南条郡南越前町にまたがるもので13,870 mと長大なものです。未だにここだけは携帯電話もつながらない区間でもあります。そんな北陸トンネル、私の生まれる以前に実は大きな事故がありました。それは北陸トンネル火災事故と呼ばれるもので、死者30人、負傷者714人の大事故でした。当時は国鉄でしたが硬直化した組織(役所組織はどこもそうですね)の為か速やかな対応が行われず結果的に大きな事故になりました。それしても、国鉄→JRは、この事故と福知山線脱線事故も含めて問題の多い組織ですね。そんな、北陸トンネルですが先日、慰霊碑があると言うことを知りロードバイクの練習時に立ち寄ってみることにしました。先ずは、最寄りの敦賀駅へ向かいましたが北陸新幹線の工事が順調に進んでました。新幹線の工事は、概ね1年ほど前にハードウェアは終わって最後の1年間は実際に走らせて問題を調べると聞いてましたが、たしかに概ね工事自体は終わっているように見えました。



  
外から見る限り、ほぼ工事は終わったように見えた。


敦賀駅からさらにしばらく走ったところに北陸トンネルはありました。周りを見渡すと柵がしてありそこから慰霊碑に入れるようにしてありました。ロードバイクを駐車し、慰霊碑に向かうことにしました。普通日だったので特に人影も見当たらずでしたが慰霊碑には、供え物がされていたので来訪はあるようです。事故からけっこう月日は経ちましたが、ご遺族にはそういうことは関係なくずっと悲しみが残っているんだと思います。以前、何かの記事で読みましたが井村屋の現社長もこの事故の被災者だったそうです。手を合わせた後、少し周りを見渡しその場を去ることにしました。私に何か出来るわけでも無いですから。

  
慰霊碑は、北陸トンネルの直ぐ横に設置されていた。
北陸トンネルは、今日も多くの人々を飲み込み嶺南、嶺北双方に人々を送り出す。
  
慰霊碑から線路を見ると絶好の撮影スポットのように見えるが、ここは慰霊の場であることを留意したい。キレイな湧き水もあった。
帰りに遭遇した特急。踏切をすごい勢いで走って行きました。ド迫力です。