おかやまエンデューロに出場する数日前、チェーンの清掃と洗車、点検を行いました。昨年、学生のレースではボトルケージの落下とかもあり、主催者からの注意喚起もあったと聞きますしそのあたりも念入りに増し締めなども行いました。そんな中、ふとディレイラーハンガーの取り付け部分のフレームを見ると何やら違和感があります。汚れにしてはなんか盛り上がってる。そして、少し擦ったら塗装が取れました。
「ギャァアアア!」
結構広範囲に塗装が剥離しました。場所的にディレイラーハンガーからの衝撃がくる部分(ディレイラーハンガーの固定ボルトの付近)ですし、昨年の鈴鹿での落車時にディレイラーハンガーを曲げているのでその影響もあるのかもしれません。中途半端に塗装を残すぐらいなら、しっかり剥がすことにして手で除去できる部分は除去してみました。そして、詳しく観察。塗装は数層に別れているのですがカーボンの手前まで、ガッツリ剥がれてました。
ただ、落車直後の被害状況を撮影した写真を見るとその時点では、塗装の剥離は起きていないことも分かりました。あとからクラックに水が入るような感じで、剥離していくのか? もしくは他の原因なのか? 経年劣化なのか?は分かりませんが、カーボン自体の破損も心配です。肉厚がある部分なので突然、破断と言うことはないでしょうが一応、コインで叩いて打音検査をしてみますが著しい変化はなかったです。先ずは一安心です。
フレームに異常がないのであれば、タッチペイントで塗装して修理することになりますがロードバイクのタッチペイントって聞いたことがないので、カーショップで似た色を探すことになります。幸いにも以前、傷の補修の時にその色は探し当てており、タッチペイントも手元に持っていたのでそれを使います。私のロードバイク、ジャイアントのPROPEL ADVANCED PRO1 DISC(2020)の場合、カタログでの表記カラーはネイビーになるのですが少し光沢のあるネイビーになります。そこで私が探し当てた色は、「トヨタ車用 8P4 ダークマイカ」という色でした。これを塗って補修することにしました。
洗車をした後、充分に乾かして薄く一度塗りし、その後2回ほど塗って作業を終了させました。このあと、定期の洗車の旅に少しづつ上塗りをしている予定です。今のロードバイクも買ってまもなく3年になりますが、落車等も含めてチラホラ傷がつき始めました。ロードバイクは、乗り物である以上消耗品であることは否めないのですが傷とか見つけるとやっぱり凹みますね。この補修の後、練習会でSさんとご一緒したのですが、場所的にチェーンの衝撃が伝わるのかもしれないとの指摘がありました。なるほど!その衝撃が塗装の剥離を促進したのかもしれません。あと、思い当たったのは後輪を外すときなどにスプロケットがフレームのその部分に何度か、当たっていたのかもしれません。今後、気をつけたいと思います。