ロードバイクで四国一周をしたいなぁ って考えそれを実現するために、福井→出雲区間のライドで予行練習をしました。色々ありましたが無事に到着。その模様を本ブログでは複数回に分けて紹介しました。その後、番外編として到着後の出雲での観光について触れていますが今回は、一畑電車の出雲大社前駅に展示されているデハニ50形・52号車のお話。なお、今回掲載している写真は2021年12月に撮影したものを使用しています。
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koumuin43.hatenablog.com
一畑電車の出雲大社前駅を降りて隣接する区画にデハニ50形・52号車は展示されていました。私はあまり鉄道車両に詳しくないので、JRなどのモハとか聞いてもよく分からないのですが、このデハニという意味は、
デ=電動車
ハ=普通車
ニ=荷物車がある車両 という意味であると説明書きがありました。 荷物車?って何なんでしょうね・。ちょっと不思議に思いながら説明を読み進めると、今回見学するデハニ52号車は、昭和3年に製造。平成21年3月に安全基準に対応しなくなり引退とのことでした。すごい! 長命です。1928年~2009年 80年も走っていたことになります。人間で言えば、定年を迎えて再雇用されたのちさらに20年w 年金もらっている歳ですよ。
見学した日は、普通日でしたので見学者は私の他に2名ほどでした。車両がポンとおいてあるので、見学に時間は掛からないので混まないと思います。シートに腰掛けてゆっくり昔、懐かしい木の床の車両などを楽しむのもありだと思います。それにしても保存状態が非常に良いです。作られて以来、たくさんの技術者や職人によって維持されて、一畑電車の利用者によっては3世代にわたってこの車両に乗っている人も存在するかもしれません。ちょっとしたロマンを感じますね。
車内に入っての感想は、運転台があまり快適ではないというのが第一印象。コレに比べると今の鉄道車両は、運転するのも快適だと思いました。当時は、人間工学とかいう概念もなくて「人間が鉄道に合わせろ!」っていうイメージだったのかもしれません。計器類もシンプルそのもの。現在の鉄道でもその運転は、職人芸の領域ですがこれだけの計器で運転していたのですからちょっと驚きです。塗装がはげていたり少し摩耗しているあたりは、やはり年月を感じます。
客室ですが、内装が木で出来ている以外は特に最近の車両と変わらない。内装は改装を重ねているのかもしれませんね、照明をむき出しの蛍光灯にしている点や電球を付けているのは敢えて昔の感じを残しているのかもしれません。都会の通勤電車みたいにつり革が付いていないのでスッとした印象になっています。
デハニ50型・52号車の内部を動画で撮影しました。ご興味があればご覧ください。
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(番外編、一畑電車 記念乗車券と川跡での乗り換え へ続く)