おかやまエンデューロは前泊で参戦したのですが、その移動日に柵原鉱山資料館に立ち寄ってきました。この資料館、昨年おかやまエンデューロに参加した帰り、道路際から「サイクリスト大歓迎!! 片鉄ロマン街道へようこそ 美咲町」という看板を昨年見つけてから気になっていたのです。どんな資料館なのか? ネットで見ていると鉄道と鉱山の資料館ということで期待で胸が膨らみます。実は昨年、レースの翌日、この資料館に立ち寄る計画をしてたのですがレースは日曜日、翌日は月曜日ということで休館日だったのです。そのため訪問できず今回、1年越しの訪問となりました。


駐車場に車を止めて、資料館へ向かうのですが鉄道の線路が見えます。これはかつて操業してた片上鉄道の廃線跡で今は、移設された駅舎が残っていました。前述した片上ロマン街道は、この線路跡を利用しているようです。こちらの鉄分補給は、柵原鉱山資料館のあとに立ち寄ることにしますが、たっぷり鉄分補給が出来そうです。資料館は、私以外に3組ほど来館者が見られました。天候が悪かったので前の公園もまばらでゆっくりと見学が出来ました。


資料館は、昔の昭和の街並みと鉱山関係の展示がテーマのようで、まず入ると昭和30年代の生活の再現がされています。僕はまだ素粒子レベルでも存在してなかった時代かもしれませんね。復元モデルに近づくと、岡山弁?というか地元の言葉で人々が喋っているのが流れる仕組みになっていて、興味深かったですし大学時代を同じ中国地方の広島市で過ごした僕としては懐かしさも感じました。そういえば、友人の一人は岡山県笠岡市の出身ですからこの近くですね。ロードバイク乗りの端くれだけに特に興味を持ったのは、当時の自転車店の店舗の復元で当時の自転車だけでなく、工具や部品などもあり興味津々でした。店内の復元も工具などもそれらしく置いてあって、僕自身は昭和50年代の自転車屋しか知りませんが、なんとなく昔の自転車屋さんってこうだったよね。ってうなずいたりもしていました。

自転車店の店内の復元(チャーンリングのサイズに興味を持ってしまいました。当時の工具はこんな感じだったのか?)
当時の市民の生活も再現されていました。動画の終わりの方では、ご飯が出来たと子供に告げる母親らしき人の声まで。ここまで再現されていますw
youtu.be
展示は鉱山での採掘についても触れています。エレベーターで2Fに上がるとそこからが鉱山の展示です。採掘の機械や採掘の模様などが展示されています。以前、別子銅山記念館を訪問したときに鉱山での生活は、ブラックだと思っていた私の固定観念を崩されたのですがこちらも同じく。当時としては、生活水準もそれほど悪くなく企業側も娯楽なども含めて生活環境に対して心を砕いていたことが分かりました。ただ、今の水準に照らすとどうか?は不明ですが。




資料館を見学し終えた感想としては、規模としては中規模ぐらいの資料館ですがこの料金でこれだけのものを見せてくれる! 料金安すぎる!って言う感じでした。地質とか鉱山の歴史を調べている学生さんとかだとすごい楽しめるでしょうし、昭和の時代の生活を懐かしむシニア世代にもオススメです。私は昭和50年世代ですが私でもけっこう楽しめました。写真撮影も殆どのものがOKなのもありがたい。

(旧・片上鉄道へつづく)
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