公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

日経平均が10年で10万円説を素人の目線で検証。

 質問来てた(YouTuber風味)。

日経平均は10年後に10万円になるのでしょうか?」 


私の答えとしては、「なるかもしれないし。ならないかもしれないし。株価なんて森羅万象色々な要素が決定するから分からない。」って言いたいところですが、実際そうだと思ってるし。それではあまりに不誠実な答えなので検証してみることにしました。ただ、私は頭も悪いので難しい数学の計算は出来ませんし、するつもりもありません。そもそも、10年先の数字の予測なんて無理だと思っています。傾向とかは、経済周期で予測は出来るでしょうがその程度だと思っています。そこで中学生でも分かるレベルの予測方法に留めます。

予測をスタートしましょう。まず、1月12日の日経平均終値35,577.111円をスタートとします。その上で10万円になるには、年にどれだけ上げていけば良いのか。当然、複利であがっていくのでそれも考慮してみます。すると、約10.9%の年間の上げが必要な事が分かります。なかなかの数字ですよね。そんな上げ相場、ありましたっけ? 日本株の悪い時期の記憶が鮮明すぎてあまり良い思い出もありませんが、アベノミクス相場がよく引き合いに出されます。では、アベノミクス相場を見てみましょう。アベノミクス相場の期間の定義には、凸凹あると思いますが2012年11月~2020年8月(退任時期)と定義します。

10年で10万円に到達するためには年10.9%の上げが必要。


すると、たしかに年の上昇幅を合計し年平均に割り戻すと驚きの13.642%です。これなら、日経平均は10年で10万円は可能です。ただ、待ってください。日経平均の上昇幅を見てみると2012年11月~2013年11月に65.804%とすごい伸びを記録しています。これってそのまま取り込んで良いのだろうか? 安部さんを上回るような政治家が出てくるとは思えない。アベノミクスなみの相場が来るとも思えない。と暗い予想を立てます。私の投資スタンスは、「最悪の予想を立て、楽観的に対応する。」ですので楽観的な予想は少ないのです。嫌な性格だなぁ。それはともかく、65.804%は異常値として除外するのが適切だと考えるのです。では、これを除外して計算すると6.190%が適切な上昇幅と考えられます。


瀬野航太が考える、日経平均が仮に上がった場合の上限はこの数字。これでも楽観的。

ではそれを元に株価を想定するしてみましょう。すると、10年先には64,864円がはじき出されます。むろん、あくまでもこれは机上の空論です。ただ、言えるのは10年後10万円は相当に厳しいと思うのです。なので、10万円いったらうれしいなぁ。って感じで気を抜かずに相場に臨んでいくのが大切でしょうし、そういう経済政策を出来る政党に投票することが大切になってくると思います。

良い相場が続いたとしても、64,864円を超えることは難しいと考えます。



※この記事は、将来の見通しでありこれらは現時点で入手可能な情報に基づき判断したものであり、リスクや不確実性を含んでいます。よって、全面的に依拠して投資判断を下すことは控えるようお願いいたします。投資は自己責任で慎重にお願いします。なお、データ及び表現等の欠落・誤謬等につきましてはその責を負いかねます。