公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

テクニカルアナリスト(CMTA)に挑戦してきました。(その2)

約23年にわたり、公務員と個人投資家の二足のわらじを履いていましたが数年前に役所を辞めて民間企業を1年だけ経験し、そして専業個人投資家に転身し生活に困らない程度にリターンを得ている私ですが、そんな私の勝率は約65%です。これを高めていきたいと考えていて、そのために負けパターンの分析を1年ほどかけて行いました。それで分かったこと、それは「テクニカル分析の見誤り」で負けていることでした。それを是正するために選んだのが、テクニカルアナリスト(CMTA)の取得でした。



前回までのかき込みはこちら↓
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道に迷いながらも、予定より2時間前に現地に入りました。遅れるよりはマシですが少々、早すぎ。会場を確認してからその周辺で時間を潰しますが受験者らしき姿を見かけません。日程とか間違ってない? 少々不安になりますが、会場の行事案内の看板を見ると間違いなく開催されることが確認できました。ざっと、テスト対策のメモ書きなどに目を通した後は運を天に任せて周りを散策することにしました。今回の会場は大阪取引所ですから見所はあります。ただ、本日は土曜日取引は行われていません。

  
大阪証券取引所ビルの模型。右側の円形の建物は、建て替え前の建物。


玄関を通り抜けると、建物右側の円形ホールにたどり着きます。ステンドグラスなど以前の取引所のものが残っているようですが、私には価値は分かりませんでした。ただ文化的な価値はあるんだと思います。立会日ではなかったですが、円形ホールには警備員さんが立っていました。この大阪証券取引所ビルは、某大学のサテライトキャンパスや貸し会議所、喫茶店、美容院、クリニックなども設置されており他用途に対応しているようです。一等地ですからね。

 
・玄関     ・円形ホールを2Fから眺める。
休場日でしたがオーロラビジョンは稼働してました。うれしいですね。こういう配慮。


建物の外は、よく皆さんも資料などの表紙で見ると思いますが五代友厚さんの銅像が建っていました。以前、朝ドラで表現されていた人物ですね。満49歳でお亡くなりになりましたが、すごい実績を残されています。私が今、48歳ですがなにも残せていないのに比べると本当に自分が情けなくなります。こういう人達と私の違いって何なんでしょうね? 地頭は間違いなく違うでしょうが、行動力? 人としての魅力? そういうことを考えると凹んでしまいますが、私は今、出来ることをするしかありません。そして、今することは試験に合格することですw

  
円形ホールを外から見る。建物の外壁には歴史を感じさせるプレートなども。

散策しているうちに試験開始1時間前になったので、会場に入ることにしました。まだこの時点では会場はガラガラでした。受付はQRコードでスムーズに行われ運転免許証などで本人確認を受付で行いました。このあたりのオペレーション、天下り団体のやる某国家試験に比べて非常に合理的。試験会場に入ると、「こんにちは」と声をかけられます。ふと見ると、みずほ証券のマーケットストラテジストの中村克彦さんでした。本日の試験官のようですが、こんな有名な方が試験官ってちょっとビビりました。中村さんは直前講習でも動画で講師を務めてられました。待ち時間の間に最後の悪あがきの追い込みをして、時間まで待ちますが頭に全然入りません。そんな試験前になにやら事務局の方や中村さんがバタバタされてました。新幹線が遅れたとかで試験開始前にたどり着けない受験者の対応をされていました。


試験が30分前になったあたりで、受験者がバタバタと入ってきました。若い方が多く、雰囲気的には証券会社とか銀行の若手社員という感じでした。服装とか雰囲気でなんとなくその方の仕事とかって分かることがありますよね。特に役人関係は話してると独特の雰囲気がします。それはさておき、試験開始前になり試験の説明が始まりました。問題用紙は、持ち帰れない。試験開始後30分以降は退出可能。ただし、試験終了前30分は退出不能。体調不良の場合は申し出てください等の一般的な説明です。そして、試験開始。250問120分ですから立ち止まらずに問題を解いていきます。肝心の問題の感触ですがWEBの模擬問題集そのものが出てくるのを予想していたのですがそうではなかったです。なので、丸暗記では対応は無理だと思います。ただ、模擬問題集よりも試験の方は簡単な気がしました。つまり、模擬問題集を丸暗記せずに中身を理解しておけば解ける問題という感じです。試験終了後、受験者の何人かが話しているのを耳にしましたが「WEBの模擬問題と全然違う問題が出てた。」と言う声もありましたし、やはりそう言うことだったのだと思います。


試験の範囲については、ムラ無く出ている感じでした。テキストは第1~4分冊までありますが、このテキストの構成は
第1分冊・・テクニカル分析の歴史、チャートの種類など
第2分冊・・伝統的な分析手法
第3分冊・・現在使われている分析手法
第4分冊・・投資対象、経済指標

ガッツリ現代のテクニカル分析の手法が出ているの第3分冊になります。ですので、試験の内容としてはテクニカル分析そのもの以外も含めて出るので、テクニカル分析になじみの薄い人も意外と合格は目指せるように感じました。テクニカルアナリストの資格は、1次~3次までありますが今回受験した1次、CMTAは分析と言うよりも先ずはそれに必要な基礎を固めるという感じなのかもしれません。



(その3へつづく)
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