公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

再就職の情報収集、タクシー運転手からの情報は貴重

 隠棲生活に入って2年。生活の質も安定してきて、株式などの投資で生活費とお小遣いを稼ぐ日々も確立されてきました。民間企業への転職を失敗したのはトラウマとして残っているものの、失敗はつきものなので今の生活を模索するための過程だと考えることにしています。さて、その失敗した民間企業への転職ですが最終的に某総合商社の子会社でレンタル業を営んでいる会社に再就職しました。その前段階でレンタル業界に興味をもつきっかけを作ってくれた人、会社がありました。それは、地場の建機や機械のレンタル会社の社長さんでしたが非常に熱い方で会社訪問をしたあと、4回ほど電話を頂くような状態でした。ただ、その地場の会社には行かなかったんですよ。なぜか? 今日はそんなお話です。


その地場の会社についての過去の記事はこちら
koumuin43.hatenablog.com




実はその会社、先日何気なくネットを見ていたら大手の建機リース会社に業務を譲っていました。会社と社長のその後が気になって、ネット検索したらどうやら業務を縮小し、自社でレンタル物件や機械を保有するのではなく取り次ぎ業務に専念されているようでした。レンタルの業界としては、又貸しみたいなことはザラにあります。私も前述した会社にいたとき、同業他社の機械をレンタルしそれに自社のステッカーを貼って出荷することは多々ありました。

「人手が確保できなくて、取り次ぎ業務に加えての実務が動かないんだ。そこを担当して欲しい。」地場の会社の社長はそう私に行ってました。私がその地場の会社にいっていたら、どうなったのか? ひょっとすると大手の建機リース会社に業務を譲らずに済んだのか? いや、そんな一人の力で大きな流れは止められないだろう? 等々、色々考えました。


さて、その地場の会社になぜ僕は転職しなかったのか? 変形労働時間制の雇用体系だったことも理由でしたが、一番の理由はその会社のエリアで営業しているタクシー運転手からの情報でした。私は、投資先の会社や人物の人となりを評価するときは、タクシー運転手や理髪店の店主からの情報を聞き取ることがあります。タクシー運転手という仕事は、非常に多くの人と接しますしお客もけっこう気が緩んでいて本性が出ることがあるのです。さらに日々、町を走り回ってますし景気にも意外と詳しい。内閣府景気ウォッチャー調査」でも採用されるぐらいですから。理髪店も同じような感じで、地域の情報に詳しい人が多いです。そして、何よりも話し上手でおしゃべりさんが多いです。


そんなタクシー運転手からの情報で、その地場の会社の仕事ぶりは評価されているが人手不足が解消できず運営が大変。遅くまで仕事をしていることも多い。社長がときおり、感情的になるとの情報を得たのです。感情的になるのは、人間なので別に構わないのですが運営が大変というのは、一番ネックになりました。そして、最終的に悩んだあげくそこには再就職しなかったのです。今から思うと、仮にそこに再就職していれば、その事業譲渡の段階でまた決断を迫られることになっていたかもしれないです。となると、タクシー運転手からの情報を重要視したのは正解だったのかもしれません。


タクシー運転手からの情報は、侮れない。