公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

SPDシューズの修理(靴底めくれ)

 私は日頃、SPDSPD-SLと2種類のシューズを使い分けています。ガチのレースの時はSPD-SL。練習やロードバイクの旅などの時はSPDです。そんなとき、MTB時代から使っているSPDシューズに不具合が発生しました。外すときに違和感を感じたので、見てみると靴底がベローンと剥がれ欠けています。かれこれ6年近く使っているので、寿命かな?とも思いましたが、SIDIのシューズは結構高いですし思い出深いシューズなのでなんとか修理してみることにしました。


   
剥がれた靴底。接着剤が意外と塗られていないことが分かる。

現状を確認すると、つま先か剥がれてきています。そして、接着剤がべったりとは塗られていないことも分かりました。少ない接着剤でも靴底は、維持できるのか強力接着剤をメーカーが使っているのかは分かりませんが、素人療法でべったり接着剤を塗れば接触面積の広さで靴底は維持できるかもしれないとも感じました。修理に明るい展望が見え始めます。


作業に先立ち、まずは洗浄です。


しっかり、洗浄してから従前の接着剤を剥がす作業を行いました。従前の接着剤の種類が分からない以上、その上から接着剤を塗ってもあまり効果はないでしょうし可能な限り剥がします。といっても、狭いスペースなので効率が悪いので、紙やすりとヤスリであくまでも可能な限りという状態です。靴底は樹脂製なので、合わせて靴底には傷を付けます。これは接着剤がそこに入り込んで鉤爪みたいに保持することを期待しての作業です。


もう少しキレイなヤスリなかったのか?
それなりにキレイになった? 接着剤を塗る準備完了。

汚れと接着面をキレイに落としたところで水分などが残さないためにも、2日間ほどかけて乾燥させます。その間にホームセンターに接着剤を買いに向かいます。接着剤の選定は接着の強力度で考えれば、2液混合が望ましいのでしょうが色々な人の話を聞いたところ、素人には少し扱いが難しいように感じたので今回は見合わせました。代わりに候補に挙がったのは、靴底用接着剤と弾性のある接着剤です。靴底用接着剤ですが、これは摩耗した靴底に塗るタイプなので今回は靴底は靴底でも、樹脂製の靴底と靴本体を接着するのが目的なのでちょっと用途が違うように感じました。そこで最終的に選んだのがセメダイン スーパーXでした。効能書きによると

・ショックに強い
・熱・水に強い
・凹凸面にもOK
・クリーン(シンナー含まず)

なんか良さそうな雰囲気が漂います。今回は、靴底接着なので多めに塗る関係上、外にはみ出すことを考えてクリアーを選びました。さて、靴を乾燥し終えていよいよ接着剤を塗ります。ヘラが付属していたので、奥の方まで念入りに塗りたくって貼り合わせますが、靴底、本体各々にクセがついているので思ったように貼り合わせられません。固定の必要がありますね。そこでまず初めに試したのがゴムバンドでの固定でしたが、思ったようにはいきません。ゴムバンドだとスポット的な固定になってしまいます。スポット的な固定じゃなくて面で固定しないと接着できるとは思えない状態です。そこで次に試したのが養生テープでグルグル巻き。これは良さそうですが、テープを巻く向きによっては靴底と本体がズレるように思うので適度にテンションを掛ける、掛けないを使い分けて巻くことにしました。


養生テープで固定を終えたシューズ。

固定が終わってからの放置時間ですが、接着剤の説明書には約24時間と書いてありましたが、今回は接着剤の揮発剤?のようなものが抜けづらい構造と考えたので5日間ほど放置することにしました。そして、5日後いよいよその結果が明らかになる日が来ました、慎重に養生テープを剥がし始めますがなにやら円滑には剥がれません。養生テープにはみ出した接着剤が張り付いています。そのまま引っ張ると良からぬ事が起きるような予感がしたので、一旦手を止めて考えてハサミを用意。養生テープに張り付いた接着剤を切り離しテープを剥がします。さて、靴底は張り付いているのか?


ガッチリ固定されていました。あとははみ出した接着剤を曲線ばさみなどでキレイに除去して出来上がりです。見た感じ、接着剤で修理したシューズには見えないできばえ、クリアーの接着剤を選んだことが良かったようです。さっそく、練習に出かけましたが特に支障なし。修理後1000kmほどは知りましたが、剥がれるような雰囲気もありません。やった!節約成功。



左:接着剤除去前  右:接着剤除去後