ほぼ20日間悩んで、1月24日から新しいアセットアロケーションで運用しています。その時点では、コロナウイルスとか金融政策だけを考えていれば良かったのですが、昨日からロシアによるウクライナ侵攻という別要素が加わりました。正直勘弁して欲しいなぁという感じですが、ウクライナの人々はそれどころではないと思います。本当に平和のありがたみを感じます。
そんな中、私の資産運用への影響を考えてみました。まずは、直接的影響として全ポートフォリオのうち、ロシアへの投資はどの程度あるかを把握してみました。私の場合は、直接ロシアに投資しているのは、Brics5ファンドへの投資のみでした。ファンド・オブ・ファンズ形式のモノも可能な限り、中身を精査しましたが上記以外は見当たりませんでした。
JPM・BRICS5・ファンド | J.P.モルガン・アセット・マネジメント
そして、Brics5ファンドのロシアの構成比率は21.8%でした。
これを元に私のポートフォリオ上の組み入れを再計算すると0.43%。意外と組み入れが少なかったです。つまり、全部が紙くずになったとしても0.43%の損失で済みます。過去の外国株式ファンドへの地域別の投資比率を確認しましたが、2016年10月にはBrics5のファンドには20%でしたが利食いも兼ねて段階的に下げてきており結果的にリスク回避となったみたいです。ただ、Brics5のブームは終焉していると思っているのでその点ではすこし反省材料です。私は以前から、機動的な運用は苦手です。
さて、直接的にはこのぐらいの影響ですが、全体を鑑みると中国、インドには比較的大きな影響がありそうですし、それを下回るにしても運用全体には悪影響が出ており、リターンも下がっています。ただ、ここ数日は戦争になると株式は上がるという経験則のとおり切り返していますが、終戦が遅れれば遅れるほど悪影響は避けられないと考えています。そして、ウクライナ、ロシア両国民への悪影響も・・。
それでは、今後はどうしようか? と考えてみましたが、結論から言うと慌てず淡々と運用を続けていくしか無いと考えています。だって、それしか私には出来ないわけですから。戦争はいづれ終わります。
現在、ウクライナ国民が命の危機に瀕しています。多少の下げで資産が減ってもそれに比べれば、私達は恵まれています。そう思って運用を続けるつもりです。
ロシア包囲網も確実に構築されつつあり、情報ではロシアのクレジットカードが外国で決済出来ないなどロシア国民への悪影響も出ています。プーチンを大統領に選んだのは他ならぬ、ロシア国民です。ロシア国民の罪は消えないと思います。しかし、彼らが汚名挽回のために行動を起こすかもしれません。それを後押しするための経済制裁かもしれません。
ウクライナへの個人が出来る支援ですが、現在のところたくさんの皆さんが寄付などをされていることから、私は少し遅れてからの寄付を考えています。復興は、長丁場になるでしょうし多少、遅れても充分に間に合います。むしろ、世の中が少しウクライナへの興味が薄れたときに応援する人達も必要だと思うからです。
一日でも早く終戦となりますように・・。