6月から新しいアセットアロケーションで運用します。
基本的な考え方は、
・日本株:
兎にも角にもワクチン。これに尽きます。日本は、他国に比べて重症者率が低いためワクチンの割り当てが低いという、見立てもありますが株価には、そういうことは関係ありません。7月末には云々という菅総理の意向もありますが、今までの政府と厚労省、自治体のポンコツぶりを見ると達成できるのか?と考えています。その為、日本株については投資判断ニュートラルとしています。
・日本国債:
4%の比率を維持することとしています。
・外国株式関連:
基本的に外国株の個別をカバレッジすることは、難易度が高いと考えておりファンド経由で購入する方針を継続。地域的な考え方は下記の通り。
・コロナからの立ち直りを考えれば、米国、中国、欧州、日本、インド、アセアン、新興国という順番に経済は回復するでしょうが、現実は少々違うようです。米国と中国、特に中国に関してはネガティブ要因が増えてきました。特に米国と中国の対立が激しい。その様な中、インドはワクチンの最大製造国であり中国との対立を見越した米国陣営の支援なども入っており、コロナ感染拡大はあるものの底堅いと考えています。
他方、ブラジルは感染拡大が止まらずプラス要因もなく、ロシアは存在感が少々薄くなりつつあります。アセアンに関しては、国によりコロナ対策の成果にバラツキがありここから一段の上昇は、難しいと考えています。
※インドとアセアンについては中長期的には強気は崩しておりません。
・外貨関連:
FXについては、スワップ金利もゼロもしくは少なく、レバレッジをかけた場合のリスクを考えると、必ずしも良い商品では無くなりました。過去には大もうけさせてもらっただけに本当に残念です。その為、現在あるポジションは段階的に決済を行っており、今後も継続していきます。代わりに外国債券や2511 NEXT FUNDS 外国債券・FTSEの組み入れを進めております。その他、インドネシアとインドの債券ファンドも少しづつ組み入れを開始しています。
・投入資金:
運用資金額の3.5%程度を目処に6月中に追加資金の投入を行う予定です。なお、今後も年に8%程度を目処に追加資金の増を行います。
以上のことを踏まえて、アセットアロケーション比率は下記の通り変更します。
日 本 株 19 → 19%
日本債権 4 → 4%
外国株式 19 → 20%
外 貨 18 → 18%
そ の 他 11 → 12%(バランスファンド、REIT込み)
現 金 29 → 27%
※なお、大幅下落時には現金比率を段階的に下げて株等の買い増しを行います。その為、記録的な暴落の場合は現金比率が短期間で下がることがあります。
なお、外国ファンドの地域ごとの比率は下記の通り。
ア セ ア ン 19 → 19%
中 国 7 → 8%
先 進 国 48 → 48%
BRICS 14 → 12%
イ ン ド 11 → 13%
アセットアロケーションの組換え作業の風景。新聞記事で参考になりそうな項目を数行にまとめたものを作成し、それを見ながら時間をかけて策定します。