よくツィッターなどで、議論をふっかけられることがあります。私自身は、そんなに議論は嫌いではないのでよくそれに応じます。
議論をふっかけてくる人には、2種類のタイプがあるように思います。
・議論を重ねて、より良き結論を得ることを良しとする人。
・相手を言い負かすこと喜びを感じ、結論はどうでも良い人。
議論を重ねて、より良き結論を得ようとする人とは議論をしていても楽しく新しい知見を得ることも多いです。ただ、相手を言い負かすことに喜びを感じるタイプの人とは、議論をしていても不快感しか感じません。
通常、議論とは相手と自分の違いを認識したあと、共通項を探して双方が納得できるラインを探すことが多いと思います。が、そういう方は全くそういう気持ちは無いわけで屁理屈や揚げ足を取り、相手が根負するか、引いてくれて自分の言い分が通れば、喜びを感じるような人が多いように思います。
リアルでもそういう人は、何人か知ってますが経歴を調べると「法学部」「ディベート部」などという華やかな経歴が多いようにも感じます。今から10年ほど前でしょうか? ディベートとかが流行りましたが相手を言い負かす技術面ばかり強調されたように感じています。上記の経歴の人達でも色々な人がいますがきっと彼らは、そういう部類の人なんでしょう。そういえば、前の民間企業の上司も法学部出身だったな(苦笑)
どうやら、私はそういう方とは相性が最悪のようです。
ここで私がいつも思うのは、議論に勝つことよりも大事なことがあるということです。職場で同僚との議論に勝ったとしても、それで関係に溝が生じればおそらくそれ以上の損失が生じます。客先と議論になったとします。客との議論に勝ったとしても、それでお得意先を失えば何をしてるのかさっぱり分かりません。
私自身も熱くなって少々、相手を言い負かすことに目線が移ることがあります。特にネット上ではそういうことが多いです。しかし、そういう時は議論に勝つことよりも重要なことがあると思い直し、場合によっては一旦、自分の主張を取り下げた上で相手の言い分を聞いてもう一度自分の考えを再構築しています。これが意外と良い着地点を見つけることができます。
ただ・。前述した、「相手を言い負かすこと喜びを感じる人」との議論に至っては、何も得ることがないので相手をおだてて議論を打ち切ることにしています。
負けるが勝ち