コロナで業績が伸びた業種の一つに「ホームセンター」があります。外出自粛で時間ができた人達がどうやら、ホームセンターをテーマーパーク的に使ったようです。
さて、そんななか12月号の四季報を見ていると、なにやらホームセンター関連銘柄からよさげな匂いが。
私のスクリーニング条件では、配当利回りが2%以上は絶対条件なのでこの場合、コメリ以外が投資対象となります。すると、割安という条件ではナフコが投資対象となり得ます。ホームページを閲覧してみると、九州を拠点としている企業で家具をベースにホームセンターも営んでいる模様。四季報も良い感じで書いています。
少々、投資妙味的には旬を過ぎたかもしれませんが、長く保有することも考えて株価が落ち着いたあたりで買うのも私の投資スタイルです。店舗は、家具+ホームセンターという業態。ホームセンターのみという業態に概ね別れているようです。ホームページの株主へのPRは良い感じに感じます。
投資対象としてカバレッジリストに入れることにして、自宅近くに店舗があることが分かったので早速調査に行くことにしました。
自宅近くの店舗は、他に業務スーパー、ゲンキーなどが隣接している最近はやりのスタイルの店舗です。同業他社である、コメリ、非上場の某社と比べながら店舗を見て回ることにしました。
店舗自体は、比較的質素に作られていました。天井も低く、冷暖房の効率も良さそうです。床についても、コンクリート打ちの箇所もあり、初期投資を抑えています。ただ、照明がとにかく明るい。少々、明るすぎやしませんか? という感じでした。コメリは逆に少し薄暗い印象がありましたから対照的です。
品物のラインナップは、競争が激しい分野は少なめにおいてあるように感じました。ただ、他のホームセンターでは、置いていないような品物を置いているように感じます。どのような客層を想定しているのでしょうか? 四季報によると建築業者を想定した店舗を増やしていくような記述もあります。コメリは、田舎の農家への訴求を強めていますが、そのあたり競合を避けているのでしょうね。今のところ、コーナン商事などの店舗は見ていないのであくまでも推測です。
驚いたのは店員さんが少ない。同業他社はもっと、店員さんが多かったように記憶しています。でも、品物と店舗はきれいに維持されています。時間外に人数を入れて整えているのでしょうか? 店舗は質素に作ってありますが清潔感があります。
全般的には好印象を持ちました。ただ、少々気になるのは客の入りが少し少なかったこと。そして、ROEの低さ。客の入りは、店舗によって差異はあるのでこの際、無視します。ただ、ROEはきになります。このあたり、家具も扱う関係が影響しているのか? それとも別の原因があるのか。そこは見極める必要がありそうです。