公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

県庁勤務のお話 (43歳早期退職公務員)

ざっくりいうと
・過去に県庁勤務の時期があった。
・子供を出汁にして県庁勤務を断る連中。
・けっきょく、私が県庁勤務へ。
・中間管理職的なポストに配属。
・能力を超えた仕事量
・そして休職



 今から9年ほど前になるでしょうか? 市役所から県庁へ派遣されている時期がありました。本来であると、私より適任の職員がいたが、「子供が小さいので・・」とか言って逃げたので私にお鉢が回ってきました。元々、逃げたその職員は、県庁勤務はイヤだと行っていたので私の印象としては「上手く逃げやがって」って感じでした。

 私は当初は断ろうと思いましたが、チャンスかもしれないという欲も相まって県庁勤務を受けることにしました。某県庁の組織は、本庁がありそこから○○土木、○○振興局という感じで出先があるのですが私が配属されたのは、本庁の道路部局。本庁と出先には、見えない上下関係があり出先に対して当然ながら厳しい対応をする本庁職員もいました。


私にとって、出先機関の人達は市役所勤務の頃、色々なことでお世話になった人達でしたので、私は彼らに対して厳しい対応をするのは、心苦しかったです。本庁の上司と出先機関の人達に挟まれる様な状態、中間管理職ってこんな感じなんだろうかと思いました。

県庁勤務でさらに驚いたのは、メールの多さ。一日で30通なんてざらでした。読むだけで、時間がかかる上にそれを頭に入れなければならない。毎日残業は当たり前。各々の職員が各担当を行っているので、「隣は何をする人ぞ」状態で、分からないことを聞くことも出来ない。おまけに上位機関の担当者が平気で「僕分からないので、あなたの責任で申請してください。」と言い放つ始末。はっきりいって私の職務遂行能力を超えていました。

同僚が「1年目は何をしているか分からない状態。2年目になれば大丈夫だよ。」と励まされて続けていましたが、1年目が無事に終わるかも不安で日々が過ぎていきました。


そんなことを続けていたら、体重が激減し夜、寝られなくなりました。そのうち、思考が混濁し仕事の進捗状況も悪化しこれは、おかしい・・。ということで医者に行くと

「不安神経症。休職しなさい・。」

私の県庁勤務は、こうして幕を閉じました。