公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

クレジットカードで実質的な減税

 確定申告を終えて納税をする際に「クレジットカード」で納税するとお得! と言う話をネットで見つけました。ホントに! ということで私も試してみることにしました。

まずは確定申告です。本年度の納税額は、1,530,000円となりました。電子申請の場合の場合は、そこからクレジットカードでの納付画面へ飛ぶことができますが、詳細は今回は省かせて頂きます。

f:id:KUROMAKU59:20210320173012j:plain
今回の納税額、車買えるじゃないかw





ここでいきなり、本題に入りますが「クレジットカード」納税するとお得! というのは下記のようなカラクリです。要点を整理すると。

・クレジットカードを利用した納税は、納税額と別に決済手数料がかかる。(決済手数料は国庫に入らず、決済業者に入ります)
・クレジットカードは、利用額によってはポイントが付くカード(ポイント還元)がある。たとえば、楽天カードだと利用額の1%が1ポイントとして還元されます。そして1ポイントは1円として、楽天市場で使用することができます。

以上を踏まえると。もし、クレジットカードのポイント還元が決済手数料よりも大きければどうなりますか?

ポイントで決済手数料よりも多くのお金がポイントとして返ってくるわけです。つまり、実質的な減税となるわけです。これがカラクリです。

私の場合ですと、

f:id:KUROMAKU59:20210320191020j:plain
納税額+決済手数料

決済手数料は12,790円。
ポイント還元は、お支払額合計×1%ですから15,427円です。
つまり、15,427-12,790=2,637円の(ポイントに姿を変えた)減税になります。これはお得です。

ただ、注意してもらいたいのはご利用になるクレジットカードのポイント還元の制度や納税額によって、必ずしもお得にならないこともあります。ご注意ください。 

ここでふと思いました・・。本来、税金や公共料金は公明正大なのが大切です。累進課税が公明正大とは思いません(がんばって稼いだ人ほどお金を取られる。)が、クレジットカードを使える人、使えない人でこういう実質減税が利用できる、出来無いの差があるのは少々おかしいような気もします。

他にも国民年金もまとめ払いすると、割引になる制度も過去にご紹介しました。これもまとめて掛け金を払える、払えないで差をつけること。これも本来の考え方ではおかしいのかもしれません。

koumuin43.hatenablog.com


ただ、このクレジットカードでの納税。クレジットカードの支払い確認画面を見ると、少々心臓に悪いです。

f:id:KUROMAKU59:20210320193225j:plain
カード限度額、いっぱいにしておいて良かったです。