ときおり思い出す映画があります。
「零戦燃ゆ」という映画です。
私が小学校ぐらいの頃でしょうか? NHKのBSで放送していて、軍事モノが大好きだった私は、それをVHSに録画して何度も見たものです。しかし、そのVHSテープも今はどこかにいってしまい、記憶でその映画をたどるだけになりました。
原作は、ノンフィクション作家の柳田国男ですが映画版は少し作り替えてありようです。小学校の時は、零戦ってかっこいいなぁ! 加山雄三みたいな隊長の下で働きたいなぁ なんてのんきに映画を見てましたが、大人になってからこの映画を見直すと悲壮な映画になってきます。
先日、ネットで検索していたらDVD化されていたので早速取り寄せました。
軽くあらすじを述べますと。田舎から航空隊に入隊した二人の若者。訓練が厳しく、隊からの脱走を図ります。そこに加山雄三演じる大尉が現れ、零戦を見せて脱走について諫めます。そして、この若者は、一人はパイロットの一人は整備士の道を歩みます。その後、加山雄三演ずる大尉が殉職しますが、零戦は対戦初期には無敵の戦闘機となります。しかし・・・・米国も負けていません。山本五十六大将の殉職などを経て、戦局は悪化してゆきます。追い込まれながらも零戦と歩む人達、戦況の悪化を感じながらも自分の信じた道を歩みます。そして、最後に残ったのは。
映画の前半は、娯楽映画ですが後半は悲痛な映画になっていきます。戦争さえなければ・・・・。と思うようになります。一式陸攻が被弾し、乗員が護衛していた零戦に敬礼しながら、笑みを浮かべて墜落していくシーンなどは、実際の戦争でも起きていたことだと思います。
ひるがえって、自分の現状と比べると、「彼らのように死の間際ではない。資産運用の結果、贅沢さえしなければ食べることは出来る。何よりも健康だ。」ということをかんがえれば、私は恵まれていると感じ少し、勇気がでてきました。私もがんばらなくちゃ。
DVDの購入はこちらから