日頃、ロードバイクの練習コースでお邪魔している京都府南丹市美山地区(以下、美山とします)。美山ロードや京都美山サイクルグリーンツアーで有名な地域です。ある日、旧道を走っていたら目新しい看板が目に付きます。それには「西の鯖街道」と書かれていました。
この看板は分かりやすい言葉でこの地域の歴史が書かれていて、私のような素人が読んでも理解でき非常にうれしかったです。ちなみにこの看板のある地域は、京都府南丹市美山町森郷、林区になるようです。長い地名w これについては、市町村合併の影響*1があるようです。看板を読み進んでいくと、古い薬師堂などもあるようで興味がそそられます。そして、ふと横のカラーで示された看板に目をやります。
どうやら集落内には、水天宮の碑、観音堂など色々な文化遺産が点在しているようです。古代から中世にかけては、とても発展していた地域であった事が見て取れます。ゆっくり散策したい欲望に襲われたのですが、残念ながらロードばいくできているので靴がSPD-SL。さすがに散策は無理なので出直すことにしました。
そして、看板で気になったのが「山の神」! 某マンガの山の神と言えば「東堂尽八」ですが、残念ながらそちらの山の神ではなく民間信仰の山の神です。私も詳しくは知らないのですが林業従事者の方から、「月に2回は山に入ってはいけない日があり、その日に山にはいるとケガをする」などと聞かされたことがあります。
私自身、公務員時代は水道の技術を担当していた頃、水源の点検などで山に入ることがありましたが林業従事者の方から、その日は奥の方には念のため行かないように止められた経験もあります。古代からの伝承なので、くだらない伝承として笑うのは簡単ですが当時は、何かしらの意味があったのだと思います。領民を休ませるための口実とかw その日に領民に見られたくない行為を誰かがやっていたとかw 妄想が広がります。
(おしまい)