公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

地方公務員の退職金

市役所を早期退職してはや2年。そろそろ時効だと思うので退職金の話をします。

まず、私の退職時の条件は
・自己都合退職
・在籍期間21年 でした。

ずばり、退職金額は?


何人かの民間企業で働く人達に反応を聞いてみましたが、多種多様な反応でした。これは各々の属している民間企業によるものだと思います。

私が公務員廃業後に勤めていた民間企業は、退職金は会社への貢献の功労金という意味合いがあったので一般社員の退職金は、高額になることは少なかったようです。具体的には毎年、会社への貢献度を点数化されてそれがポイントカードみたいにたまっていくイメージです。ですので、私のような出来の悪い社員は、ポイントはたまらなかったでしょうね。ひるがえって、退職金は給料の後払いという意味合いがある企業の場合は、それなりの退職金のようです。



私の個人的な考えを述べさせて頂くと、公務員の退職金は高額すぎると考えています。公務員の給料は、20代は本当に薄給で実家暮らしでない場合や、官舎住まいが出来ない場合は生活に困窮する人が多いです。しかし、それが30歳を超えるあたりから事態は急激に改善していきます。つまり、歪な給料の上昇曲線なのです。

それを考えると、将来払うべき退職金を廃止してその財源を若手に支給して欲しいと思います。そして、退職金を廃することが公務員から民間への転職をある意味では、後押しするのではないかと思っています。

ご承知のとおり、AIがこれから台頭してくると公務員の事務系の仕事は激減すると思われます。そうじゃなくても民間委託は、財政状況が悪い地方自治体を中心にこれから加速していくと思います。となると、公務員大量失業=公務員余りという事態がいずれ生まれます。なんとか、軟着陸させるためには、官から民への転職という道筋をつける必要があると思います。そういう意味でも公務員を長く務めるというメリットをそぐ意味で、退職金制度を見直していく意味はありそうです。