最近、めっきりアマチュア無線で遊ぶことは減りましたが、遠出するときは未だに活躍することがあります。数日掛けて、長めの旅行をするときはVOIP技術を利用したワイヤーズXを使って、友人と交信を楽しんだりもしています。
※ワイヤーズXとは、
WIRES(ワイヤーズ:Wide-coverage Internet Repeater Enhancement System)は、アマチュア無線の通信エリアを広げるための、インターネットを利用した通信システムです。WIRESで は一般のアマチュア無線局が開設している、インターネットに接続した無線局(ノード局)が、無線通信とインターネットを接続するアクセスポイントとなります。ユーザー局は電波の届く範囲にあるノード局を利用して、世界中のアマチュア無線局と交信できます。(八重洲無線のホームページより)
季節が春になり、コロナが落ち着いたら車中泊をしながら、あちらこちらに旅行してみようかと目論んでいる私としては、ちょっとした連絡手段に打って付けのツールです。
そんなワイヤーズXを使用するための無線機を愛車ソリオに搭載しましたが、今回はそのお話です。アマ無線家ならほとんどの人は、最近の自動車は無線機を搭載するのに不向きなのを知っています。昭和の頃は、車は良かった!という声が聞こえてきそうです。
まず、無線機の表示部分を取り付けるにしてもダッシュボードが流線型的な形状だったりします。車は傷つけたくないけど、取り付けたいそういうときにはこれは苦労します。そして、1番の問題は電源です。最近は、PL法の関係か大手のディーラーは、電源を引き込むのを嫌がります。個人経営の自動車整備工場は対応してくれることは、多いですが少数になりつつあります。局免許が20Wであれば、ヒューズボックスから取るのもありですが、50Wとなるとさすがにそうはいきませんん。
取付に当たっての大きな問題は、この2点になりますがソリオの場合、もう一点問題がありました。アンテナを取り付けるスペースです。マグネット基台なら全く問題は、ありませんがグリッド基台を使おうとした場合、基台の掛かるスペースがないのです。良さそうな場所はガラスだったり、基台の幅が基台のかかるスペースの幅より長かったりします。そこで最終的に基台を設置する予定箇所の幅を計り、それにあう基台を注文することになりました。
アンテナの設置スペースは、試行錯誤の末、ここで収まりました。ハッチバックの部分のツバ部分とも言える部分です。後部は、ここしか場所がないような感じです。
(つづく)