公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

公務員、会社を退職しようと考えているあなたへ

会社や公務員を辞めたい人へ、

辞表を出す前に一度、この駄文を読んでください。



屈辱や苦痛に耐えれば、給料が入ってくる宮仕えは私達、個人投資家から見れば羨ましいときがある。個人投資家は、顔には出さないけど死神のように損失の恐怖がいつも付きまとっています。

大失敗をすれば、怒られますし相性の合わない上司もいるでしょう。ただ、給料は毎月振り込まれます。金額は満足な金額ではないかもしれません。でも、餓死はしないでしょう? 生きていくことはできますよね? もし、仕事を辞めればそれは無くなります。

私達、個人投資家はそういう安定した収入はありません。暴落の時の恐怖や苦痛に耐えても、お金は入ってきません。でも、会社員や公務員はそれに耐えていれば給料は入ってきます。そこを考えてください。



あなたが仕事に不満があるとしましょう。「上司が自分を過小評価しているからだ!」「あいつがいるからだ!」と他人に原因を求めることもできます。上司の悪口を肴にお酒を飲むのもおいしいでしょう。しかし、仕事を辞めれば誰のせいにもすることはできません。

勝ちが続いている投資家でも、その手口が未来永劫続くと限らない。全て自分でかぶることになる。組織で仕事をすることは、他人や組織の力を借りることができます。その利点を再認識してください。

あなたが仕事で困っているとき同僚や上司に相談することはできます。場合によっては、だれかが助けてくれるかもしれません。しかし、個人投資家は最後は自分で判断し、リスクも全てしょって本当に孤独な勝負をしています。会社員や公務員は、最後は組織がリスクをしょってくれます。そこも考えてください。






公務員や会社を退職すると言うことは、そういう組織の利点を全て手放すことになります。最近、退職をあおるようなマスコミの報道が目立ちますので、一言申し上げました。