公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

相続税対策の土地売買 その7(持ち家のリスク)

 公務員を退職し、暇に任せて我が家の相続税対策はどうなっているのか? 調べたら対策がゼロだったのが以前までのお話し。さて、ここから対策をしていくのか?


 今までの経緯は、こちらをご覧ください。

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その6の書き込みで

不要な不動産を持つことはあり得ないことだと思っているとかきました。そして、借りた方が良いのか? 持ち家はだめなのか? 私の経験から導き出した結論をお話ししたいと書きました。今回はその続きです。


私の経験をお話しします。
私は公務員になった翌年に住宅ローンを組んで住宅を建設しました。住宅の価格は、約4,000万円でしたが共有名義で私の負担分はその半分の2,000万円でした。日々の給料の相当な額を返済に充ててました。そして、公務員を退職した際に退職金と投資で稼いだ資金を使い、繰り上げ償還を行いました。それは、住宅を建築してちょうど20年を経過したときでした。

住宅を建築して20年経つと何が起こると思いますか? ずばり、修理をしたりリフォームを行う必要が生じるのです。外壁も20年も経つと塗り替える必要が生じます。私の場合、繰り上げ償還できましたが、ローン期間が残っていれば既存のローンと修理費等のローンの両方を抱えることになります。住宅を建築するときに、20年後の修理やリフォームを考える方は少ないと思います。持ち家は、その後にも追加の費用が発生してくるのです。

そして、普通に会社員をしていれば可能性があるのは、転勤でしょう。最近は、転勤がないと言う採用を準備する企業もあるようですが、中身を見ると「転勤はないけど、出世もないよ。」と臭わせるような求人もあります。転勤をして、帰ってきた頃には家は、時間を経てくたびれてそして、修理やリフォームなんていう事態は笑えません。





さらに・・まだあるのか? 災害、天災リスクも考えてください。最近は、過去にはあり得なかったような災害が日本中で頻発しています。自分の家が被災することを思い浮かべてください。借家であれば、ある程度の修復は必要でしょうが引っ越すことはできます。でも、持ち家であれば自分で直すか? 壊してもう一度建築するか?です。火災保険で対応できる範囲もあると思いますが・・でも、自分の家が被災したショックで想像を絶すると思います。


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↑ 大雨で車道と歩道の境目が分からなくなった道路。最近のゲリラ豪雨ではこういう事態も珍しくなくなった。





(その8へ続く)