公務員、早期退職(公務員 → 民間 → アーリーリタイア)

43歳で地方公務員を早期退職し、民間勤務1年を経てアーリリタイアし専業個人投資家に転身した瀬野航太のブログです。資産運用歴は兼業時代も含めて23年。投資手法は昔ながらのアセットアロケーションです。

公務員、辞めた理由その1 人員削減の波(43歳早期退職)

これから5回にわたり、私が公務員を辞めた理由を可能な範囲でお話しします。なお私の場合は、地方公務員でしたので今回のお話は地方公務員に限定です。


ざっくりというと
・公務員を辞めるのはもったいない。
・公務員もサービス残業ありますよ。
・人事担当課の興味は人員削減。
・人事担当課にとっては職員の健康など無関心。





まず、話の前提としてお話しすると、普通であれば公務員を辞めるのは、
 もったいない です。



でも、ブログ主さん、公務員辞めたよね? というツッコミがきますが私の場合は事情がありました。そのあたりをお話ししましょう。私の部署は、土木の部署でした。そこは元々、3万人弱の人口規模に6人程度の技術者、事務職5人程度、協力会社が2名で運営されていました。それは20年ほど前の入庁当時の体制でした。

それがいつのまにか・・・・。

まずは、他部門との合併。これで課長級が1人減り政策的判断をする人が減りました。

15年ほど前には 
技術職が減員され 6人 → 4人
事務職が減員され 5人 → 3人
協力会社     2名 → 0人(倉庫の無人化に伴う) 

そして10年ほど前には 
技術職が 4人 → 3人
事務職が 3人 → 2人 に減員されました。(一部業務民営化に伴う)

このあたりから、運営が厳しくなります。サービス残業も横行します。役所のサービス残業の仕組みは簡単です。役所の予算は、議会での議決を経て決められます。つまり、それ以上の予算はびた一文とも通常は出せません。(専決処分という緊急時に事項はありますが)、なので各自が気を利かしてサービス残業をするのです、人事担当課は涼しい顔です。
「だって、職員が勝手にやってるんだもん。」というのが彼らの見解です。

そして2年前には、   
技術職が 3名 → 2名
事務職が 3名 → 2名+時短勤務1名

になったのです。私は技術職として奉職していました。このあたりから・・「あぁ。終わったな」と感じました。33%のリソースで100%の仕事をしろ! さらに仕事の質も上げろ! これは無理です。私はなんとかそれに応えようとしました、退職する一年前は有給休暇取得は0日、数ヶ月前は月の残業時間は、80~110時間程度でした。しかし、公式書類では30時間内に収まっていました。忖度ですな。

人員が減り、仕事に追われる事が増えてきた。





公務員、辞めた理由その2へ続く
koumuin43.hatenablog.com